バイクや車でカーブを曲がる際に、事故を避けるためにはどのような点に注意が必要なのでしょうか？
速度を出しすぎて遠心力で膨らんでしまい、ガードレールに接触したり、反対車線に飛び出したりする事故が多発しています。
また、右カーブと左カーブでは、個人によって得意不得意があることも考えられます。
そこで、ここでは右カーブと左カーブにおける注意点についてご説明したいと思います。
内容は大体2分ほどでおさまりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
①右カーブの注意点
右カーブを苦手としているドライバーやライダーは多いと思われます。
もちろん、左カーブが苦手だと言われる方もいるでしょう。
では、右カーブにおいてどのような注意点があるのでしょうか？
四輪車の場合、車の天井を支えているピラー（窓枠）がカーブの進行方向を見えにくくしてしまうことが原因の一つです。
顔を意識して動かすことで、ピラーで隠れて見えなかった部分を確認することができます。
しかし、意識して顔を動かさない場合、カーブ先で渋滞などで車が停止している場合に発見が遅れることがあり、大変危険です。
怖いワ
前車に追突してしまったり、追突を避けるためハンドルを左に切ってガードレールに接触する場合があります。
一方、二輪車においてはどうでしょうか？右カーブで身体とハンドルを右に傾けるため、アクセル操作が非常に難しくなります。
この緊張感から、アクセル操作がやりにくくなることが、右カーブを苦手とする原因の一つと考えられます。
特に、右にUターンする際にはハンドルを右いっぱいに切るため、アクセル操作がさらに難しくなります。
アクセルを多く回したためにバイクが予想以上に大回りした場合、慌てて前輪ブレーキをかけて転倒することがあります。
②左カーブの注意点
左カーブの注意点は、どんなことがあるのでしょうか？
四輪車の場合、左後輪の走行位置を意識していないと、内輪差の影響でホイールを縁石にこすってしまったり、最悪の場合、溝にタイヤを落輪することがあります。
狭い道では、左ミラーを下に向けることで、溝までの間隔も確認できます。
二輪車の場合は、一概には言えませんが、左カーブを得意としている方が多いのではないでしょうか？
私が考える二輪車が左カーブを得意とする理由は、以下の3つになります。
- 右カーブとは逆で左にハンドルを切るため、アクセル操作がしやすい。
- リアブレーキ（右足）も地面から離れるため、操作がしやすい。
- 教習所の練習で左折する機会が多かった。
おそらくですが、皆さんが教習所に通われていた時の練習コースや試験のコースをよく思い出していただくと、左折することが多かったのではないでしょうか？（そんなの覚えていないと言われそうですが、押入れにコース図があれば見てみてください）
気をつけたいことは、左折が得意なため、カーブの進入速度が速くなり、車体のバンク角も深くなっている時に急ブレーキをかけないといけない場面が発生したら、とても怖いです。そんな経験をされた方もおられると思います。
③カーブの見え方
同じ道幅の道路でも、右カーブと左カーブでは見え方に違いがあります。
一般的に、右カーブの方が道幅が狭く感じる傾向があると言われています。
その逆で、左カーブは道幅を広く感じる傾向があると言われています。
道幅が狭く感じれば減速してカーブに進入するので安全ですが、道幅が広く感じた場合は油断してしまい、カーブの進入速度が速くなってしまう可能性があるので、注意が必要です。
④保険加入の必要性
カーブで速度超過などが原因で事故が起きる場合、単独事故になるケースが多いです。
また、二輪車の事故については、以下の表でも示されているように、単独事故が最も多いとされています。
万が一の事故に備えて、保険に加入していない方は、任意保険に加入することを強くお勧めします。
また、任意保険に加入されている方も、更新前に保険会社を見直すことをお勧めします。
毎年見直しをしていますが、同じ条件でも必ず金額差が発生するため、損をすることはありません。
⑤まとめ
人によって感じ方が異なるため、右カーブと左カーブ、どちらが難しいかを結論付けることはできません。
ただし、今回取り上げた注意点が今後の運転の参考になることを願っています。
また、教習所に行かれる際は、四輪教習のコースも二輪教習のコースも左折が多いコース設定になっているかを確認してみることをおすすめします。
おそらく全国どこの自動車教習所でも左折が多いコース設定になっていると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
動画もご覧いただければ幸いです。
