大型二輪の免許を取るときに普通二輪免許を取ってから大型二輪の免許を取る場合といきなり大型二輪の免許を取る場合と選択肢が分かれます。
過去に大型二輪免許を取得された方からすれば、普通二輪免許を取ってから大型二輪が当たり前と思われると思いますが、
ここではいきなり大型二輪免許を取る場合の注意点についてお伝えしたいと思います。
おおむね1分くらいの内容です。よろしければお付き合いください。
1、教習所によって違いがあります
わたしは20年間教習所で指導員をしていたので、教習所業界のことについては詳しい自信があります。
実は普通二輪免許を持っていなくてもいきなり大型二輪を取ることが出来る教習所とそれが出来ない教習所があります。
その違いは教習所のコース規模や考え方によって決められているので、どこの教習所でも実施しているわけではないので、
いきなり大型二輪免許を取りたい場合は事前に実施しているかを確認しておく必要があります。
合宿教習時所の方がいきなり大型二輪を実施しているところが多くあります。
よろしければ以下参考にしてみてください。
2、普通二輪車に乗ることもあります
大型二輪の教習では当たり前のことですが大型二輪ばかり乗るイメージがあると思いますが、スラロームやクランクなどの難しい課題を練習する場合や練習でつまずいている場合に普通二輪車や小型二輪車を使用して感覚をつかんでから大型二輪車で練習することがあります。
ステップアップ教習と呼ばれています。
わたしが指導をしていたときは、最初の時間の発進と停止で普通二輪や小型二輪をよく使用していました。
大型二輪車は重たいので少しバイクが傾いてしまうと転倒してしまいます。
転倒して自分でバイクを起こしてをくり返すと誰でも疲れてきて操作に集中するどころではなくなってしまいます。
ほとんどの人が普通二輪車や小型二輪車で感覚をつかんでから大型二輪車で練習をすると上手に運転できるようになっていきました。
3、とても上手になります
四輪免許を持っている人で大型二輪免許を取るときは、技能が31時限になります。普通二輪免許を持っている場合の技能は12時限ですので、19時限も多いことになります。
わたしが約15年間指導してきた経験でお話をさせてもらうと31時限練習するととても上手くなります。
初めてバイクに乗るところからスラロームやクランクなどのバランス練習では少し苦労することはありますが、
先ほど記載しました普通二輪車を使用することで、苦労する部分も緩和することができます。
1段階14時限を終えると基本操作ができるようになっているので2段階の教習では少し余裕を持って練習できる方もたくさん出てきます。
2段階の教習時限は17時限もあるので2段階の後半ではすいすい走行している方が多かったです。
わたしが1番感じたことは、いきなり大型二輪の方は変な『くせ』がないのでその『くせ』を直すことに時間をかける必要がないことが、上達するうえでとても大きいと思いました。
よろしければ下記よりどうぞ!
4、最悪、普通二輪に変更ができます
最初からこんな考えを持っていてはいけないと思いますが、最悪の場合は大型二輪から普通二輪に変更することができます。
当然、教習途中で変更が可能です。
大型二輪から普通二輪に変更しても1からやり直す必要はなく、大型二輪で練習していたことは引き継がれますので時間的なロスも少なく済ませることができます。
わたしが指導していたときは、いきなり大型二輪の方は多かったのと途中で普通二輪に変更する方はほとんどいませんでした。
最後までやりきって大型二輪免許をいきなり取っていました。
今回の記事がいきなり大型二輪チャレンジに悩んでいる方の参考になれば幸いです。