バイクや車を運転しているときに、
高速道路を運転しているときに落下物と遭遇したことがありますか?
私は教習所で指導員をしていたときに四輪車の実技教習で高速道路を走行することがよくありました。
色々な落下物と遭遇しましたが、何年経っても忘れることが出来ないとんでもない落下物と遭遇したことがあります。
ここでは高速道路での落下物に関する情報をお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
高速道路上にたんす
高速道上にたんすがあるなんて、
嘘だろう!とかネタだろう!という声がPCから聞こえてきそうですが、本当に遭遇したことがあります。
高速道路の3車線ある真ん中の車線にたんすが立っているのです!!
おそらくですが、廃材を積んだトラックの荷台から落ちたものだったと思いますが・・・がうまく立った状態になったものです・・・
本当にビックリ!!しました。
教習で高速道路をよく利用していましたが、20年以上運転をしてきて初めて見る異様な光景でした。
たんすに遭遇した時間帯が幸いにも昼間でしたので、早期にたんすを発見することが出来ました。
そのおかげで、どのように対応したら良いか?考える時間がありました。
考えたことは以下のことです。
・前車がたんすと接触をして自分の前にたんすが立ちはだかることはないか?
・左ミラーを見るとトラックが接近していたので左に避けることは難しい
・右ミラーを見ると遠くの方に四輪車が見えたので今なら右に避けることができる!
100キロ近い速度で走行していたので、悩んでいる時間はありません。
上記4の右に避けて衝突を防ぐことを選択しました。
後続車からの追突や横の車線を走行している車両との接触もなく、無事通過することができました。
これが、夜だったらもっと発見が遅れることになっていたと思います。
もしかしたら、最悪衝突していたかも知れません。
夜間の高速道路でタイヤを転がす?
実は、たんす以外にも怖い経験をしたことがあります。
それは、夜間の高速道路を走行中に前方の道路に何か違和感を感じるものが見えました。
なかなかはっきりと見えず・・・かなり接近して分かったのですが、タイヤが1本道路上に落ちているのが見えたのです!
その瞬間に隣の車線を確認することなくハンドルをきりました。
幸い隣車線に車は走行していなかったので事故になることはなかったのですが、
高速道路を走行した中で一番怖い経験をしました。
避けたあとに絶対にこれは事故になると思い、車を左に寄せて車を停め同乗者と共にタイヤを転がして左端の路側帯に移動させました。
タイヤを転がしている時は無我夢中でしたが、冷静になって考えると夜の高速道路上で運動会の玉ころがしのようにタイヤを転がしていたのは危険以外の何者でもないと思ったら血の気が引きました。
落ちていたタイヤは乗用車のタイヤではなくてトラックの大きなタイヤでした。
おそらくパンクした時に使用するスペアタイヤが落下したものだと思います。
最近、このトラックのスペアタイヤの落下が多いことから定期点検でスペアタイヤの取り付け状態の点検項目が増えたことを聞きました。
四輪車でもバイクでも大きなトラックのタイヤに100キロで衝突したら軽症で済まない事は容易に想像できます。本当に本当に怖かったです・・・
落下物を発見したときは連絡するようにしましょう!
国土交通省 電話番号 全国共通 #9910
まとめ
高速道路を競馬の馬が逃げ出して首都高速を走っていたことも聞いたことがあります。予想していないことが発生した場合は、速度100キロで走行していると対応が本当に難しいです。
バイクの場合は、急ブレーキになると最悪転倒をして後続車にひかれる可能性もあります。
危険を予測をして走ることが大切ですが、一番は速度の調節と車間距離を多くとる事ではないでしょうか?
なぜなら、予期せぬことが発生したときに少しでも考えることが出来る時間を確保することが必要だからです!
また、落下物を発見したときは、自ら対応せずに道路公団に電話連絡をして事故防止に努めていきましょう!
国土交通省 電話番号 全国共通 #9910
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき