
いよいよ1段階も残り2時間となりました。
なぜ?と思われるかも知れませんが今回はオートマティック車の運転についてお伝えしたいと思います。
50分間乗ります!
MT車の免許を取りに来たのに、なぜ?AT車に乗るの?となりそうですが実はAT車に50分間まるまる乗ることになります。
それを伝えるとだいたいの方がビックリされます。
最初にやることは運転姿勢について確認をします。
シートに座ってみると意外と足つきが悪いことに気づきます。
各教習所で使用しているAT車にもよりますが見た目より足つきが悪いです。
シート幅が広いことが足つきが悪い原因です。
バイクによってはシートの背もたれの位置をスライドさせることができるようになっています。
これを知っておくことと必ず活用するべきです。
運転のしやすさがかなり変わるからです。
AT車の場合はライダーが足でタンクを挟むことができません。
できるだけ身体をシートに密着させる面積を増やす必要があります。
特に身体が小柄な方は背もたれ位置を移動させて身体の密着度を上げるようにしましょう。
発進の仕方
発進の仕方はMT車に似ていて?
左レバーの後輪ブレーキを軽くかけた状態でアクセルを回しながら、徐々に後輪ブレーキをゆるめていき、バイクを発進させます。
MT車の半クラッチみたいな感じの操作をします。
この操作を行う理由は
アクセルを回し過ぎたときにバイクが急発進をして飛び出すことを防ぐ目的があります。
原付バイクのようにアクセル全開はやめておきましょう。
本当に飛んでいくかも知れません。
エンジンブレーキ
数周走行しているとMT車との違いに気づくと思います。
それは、アクセルを戻してもなかなか減速しないことです。
AT車の特性でエンジンブレーキの効きが弱い傾向があります。
販売されている車種によって差はありますが総じてエンジンブレーキの効きが弱いAT車が多いです。
なのでAT車を運転するときは早めにブレーキをかける必要があります。
意識しておかないとブレーキのかけ遅れによって危険な場面になる可能性があります。
注意をしましょう。
低速バランス
最後にAT車の特性でもう一つ気をつけないといけないことは低速バランスが難しいということです。
低速バランスはAT車に限らずMT車でも難しいわけですが、AT車が難しい理由が実は2つもあります。
1つ目は
MT車のように足でタンクを挟みこむニーグリップがAT車では出来ないことです。
ニーグリップが出来ないということバランスを崩したときに修正が出来なくなる可能性が高まることになります。
ニーグリップが出来ないということはバランスを取ることが難しくなるという事になります。
2つ目は
MT車のように半クラッチをすることが出来ないので、特殊な方法で低速をつくり出すことになります。
その方法は、
アクセルを回しながら後輪ブレーキをかける方法です。
不円滑では!?
と思われると思いますが、実際にこの方法を使って低速を作り出します。
当然、やり過ぎるとバイクのブレーキにはよくありませんで免許取得後にAT車に乗られる方は注意をしてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
参考になれば幸いです。もとゆき