バイク免許取得!普通二輪(MT)2段階 回避教習について
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ここでは普通二輪免許(MT)教習の2段階の7時限目に行うことが多い回避教習(教習所によってカリキュラムが違います)についてお伝えしたいと思います。

よろしければお付き合いください。

回避教習の実施方法

回避教習は特殊な教習になります。

練習というか体験になります。

練習方法は教習所によって若干違いがあるかも知れませんが、わたしが指導していたときの方法で説明をさせていただきます。

速度は30キロで直進をしていきます。

先に信号機があって『赤色と青色』の2色あります。

事前の説明で赤色が点灯したら左に進路を変える

青色が点灯したら右に進路を変える

赤色と青色の信号が同時に点灯したらそのまま停止をする

上記の3つのいずれかが走行中に点灯するので、正確に素早く操作することを目標に行うことになります。

当然、多分赤色だろう!と勘で操作することがないように説明の中で伝えます。

勘で操作をした場合に急な行動をとってしまい最悪、転倒した方もおられました。

回避教習で活かすこと

この体験練習を2回ぐらい実施するのですが

まず、信号の点灯について間違えることなく対応することができたのか?が重要になります。

もし、間違えた操作をした場合は注意が必要です。

実際の道路上で考えると左から車両が出てきているのに左に避けてしまうことになります。

当然、信号と車では全然違うわけですが

操作を間違えた方に感想を聞いてみると頭の中が真っ白になって・・・

気づいたら間違えていましたと言っていました。

実際の道路でも予期せぬところから車両が飛び出てきたら

頭が真っ白になるかも知れません。

正しく操作をできた場合であっても信号を見て操作を開始するまでには誰でも時間がかかります。

この時間も状況や見ているところでかなり差がでます。

ちなみに普通に運転をしていて危険なものを発見して、ブレーキやバイクを傾けるといった操作をするまでに

1.3秒から2秒くらいかかります。

たかが2秒!となるかも知れませんが

例えば60キロで走行していると

たった1秒間にバイクが16mも進むことなります。

2秒なら倍の32mです。

つまり、ブレーキをかけるまでに学校のプール分くらいの長さを進むことになるのです。

とてもおそろしいです。

また、車間距離の重要性についても理解することができます。

うまく操作が出来た!

ではなくどれくらいバイクが進んだのか?をしっかりと自分の目で確認する必要があります。

回避能力について

最後にバイクの回避能力についてお伝えします。

街中ですり抜けをしているライダーの方はバイクは何か?あってもすぐに避けることができると勘違いをしている方が多いように思います。

実は

四輪車の方がすぐ避けることが出来ます!

そんなの嘘だとよく言われましたが・・・本当です。

原理は、四輪車はハンドルを回せばすぐにタイヤの向きが変わりますので、車も進行方向がすぐに変わってくれます。

バイクの場合は?

左にバイクを傾ける場合は一旦右に少しバイクを傾けその反動でバイクを左に傾けています。

嘘でしょ?とよく言われましたが

まっすぐ走行していて四輪車のようにハンドルを切ってバイクの向きを変えることは出来ないです。

かならず曲がるキッカケとなる反動をつける必要があります。

この反動を付ける分が四輪車より回避能力が低くなる原因です。

さいごに

回避教習で体験することはバイクと人間の限界を知ることができます。

うまくできた!

短く止まることができた!

ではなくどれくらいバイクが進行してから避けることが出来ているのかを確認して車間距離の重要性を再確認しましょう。

この項目はライダーにとってとても重要な項目だと思っています。

やり方などがわかりにくい場合は必ず指導員に質問をして実施方法をしっかり確認したうえで体験をしましょう。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

参考になれば幸いです。もとゆき

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