
昨今、高齢ドライバーの事故が、話題になることが多くなりましたが、今回は高齢ドライバーの特徴などについて、お伝えしたいと思います。
指導員時代の経験も思い出して、書きたいと思います。
よろしければお付き合いください。
高齢ドライバーの運転する理由
高齢ドライバーの方が運転する理由について考えてみました。
思いつくものを挙げてみました。
1.ゴルフなどの趣味で利用している
2.生活(買い物、病院)の必需品
3.夫(妻)の介護のため、通院のため
4.孫の送り迎え
5.仕事(畑)に行くため
6.遠い田舎の墓参りに行くため
7.運転を急にやめると行動範囲が狭くなるたむ
8.認知症になるのが心配
当たり前ですが、運転することは生活の一部になっているわけです。
急に車がなくなることで上記にあげたことが出来なくなったり、制限されることになります。
指導員から見た感想
わたしが高齢者講習を担当していたときの、受講者の方々の印象は
1.運転に対するプライドが非常に高い
2.運転がうまいと本人は思っていますが、実際はそれほど上手ではない
3.車両感覚の衰えがある
4.ベテランほど『くせ』は取れない
講習で運転をしていて
クランクのポールにぶつけたり、車庫入れをしていて、縁石に乗り上がった場合は、いつもの車と違うから!とよく言われました。
ただ、そういう方に限って走行速度が速いケースが多かったです。
いつもと違うなら、速度控えめに走るべきです。
そのようにアドバイスをしても、頑固?なところもあって、なかなか聞き入れてくれないことがよくありました。
法令の違反について
高齢者講習で受講者の運転を見てきた中で、どのような法令の違反があったか?を挙げてみます。
ちなみに高齢者講習は教習所内で走行するので、違反をしそうになっても、止めずに走行をしてもらっていました。
1.一時不停止(止まれをとまらない)
2.停止線オーバー
3.停止時に前車との車間距離を詰めすぎ
4.確認(目視)不足 身体が硬いので顔を動かすことに、個人差がある
5.ウインカーの出し忘れ、出し遅れ
6.速度調節が不適切(出し過ぎ、遅すぎ)
慣れていない、はじめて走るコースで苦戦している受講者の方が多かったです。
さいごに
今回の記事で伝えたかったことは、高齢ドライバーの現状に関することですが、
なかなか自分の身体のことを理解していない方やご家族が免許返納を勧めてもあまり話を聞こうとしないようです。
つまり、今回お伝えした内容のことを、道路で運転している方がたくさんいると推測できます。
やはり、危険を予想して運転することが必要です。
いつも頭にインプットして運転をしています。
わたしもいつか?高齢者になって逆の立場になりますが、素直に自分の老いを認めることが出来る?どうか?は自信がないです・・・
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
参考になれば幸いです。もとゆき