
暖かくなってバイクに乗る機会が増えているライダーも多くなってきたのではないでしょうか?
ツーリングで山の方を走るとトンネルを通過することが増えます。
今回は、トンネルを通過するときの目の注意点について、お伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
目次
ツーリングで通ることが多い
行く先にもよりますが、ツーリングに行くとトンネルを通過することがよくあります。
山が近くにあるので、どこか走りに行くとなるとトンネルを通過することになります。
交通量が多いトンネルは、照明も明るく最新のLEDになっていることが多く、安全に通行することができます。
しかし、交通量が少ない田舎のトンネルでは照明がとても暗かったり、ひどい場合は照明が設置されていない場合もあります。
そんなトンネルをいつもの明るいトンネルのイメージで進入すると、いきなり真っ暗になって慌ててしまうことになります。
慌てて無意識にブレーキを掛けてしまうことがあるのが怖いことです。
照明がないトンネルを想定して進入するようにしておくことが、ベターですね。
暗順応?
暗順応?という言葉を教習所ではよく使うことがありました。
これは、暗いところに入ったときに、暗さに目が慣れるようにする目の力です。
映画館に入ったときを想像すると分かりやすいと思います。
最初はよく見えませんが、徐々にまわりが見えてくる感じです。
実は、この暗順応の力には年齢による特徴がありまして、一般的に若い人はすぐ暗さに慣れますが、年齢を重ねるごとに暗さに慣れる時間が長くなってしまう特徴があります。
極端に言えば、若い人は映画館に入ったときに5秒くらいでまわりが見えるのに、年配者は30秒かかってもまわりがよく見えないということが発生しているわけです。
今に始まった話ではなく、昔からあった話です。
ちなみに個人差はありますが、暗順応の力は20歳代の後半から衰えていくと言われていますので、年齢を重ねるごとに注意が必要になります。
事故防止のポイント
まず、自分が見えにくいことに対する対策は、トンネルに進入する前に速度を落として、前車との車間距離をいつもより余分に空けておくことです。
これだけで大きな事故防止策となります。
実践するべきです。
もう一つの事故防止策は
後続車に追突をされないように注意をすることです。
具体的には、急ブレーキをかけないこととエンジンブレーキだけで、速度を落とすとブレーキランプが点灯しないので、意識してブレーキランプを点灯させるようにすることで、後続車への合図となります。
これも事故防止のために、必ず実践したいことですね。
さいごに
20代後半から暗順応の視力が低下していくことは、知らない人が多いと思います。
当然、個人差があるので当てはまらない場合もあります。
しかし、老化をしていくことは確かです。
年齢を重ねるごとに運転の仕方を変える必要があります。
トンネルに入る前に速度と車間距離に余裕を持つことで、自分が前車との追突を防止できることと後続車からの追突を防止できる2つのメリットがあります。
事故防止をして楽しくツーリングをしたいですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき