
バイクに乗っていて誰もが怖いと思うことの一つに転倒があると思います。
転倒すると頭の中が真っ白になります。
わたしも愛車を転倒させたことがありますが、その場でぼーと立っていたことを覚えています。
今回は、バイクが転倒したときに気をつける3つの点について、お伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
目次
エンジンを切る
転倒をしたら、慌ててしまうと思いますが、まずエンジンを切りましょう。
当然、まわりの状況を見て安全の確認をしてからになりますが、
エンジンがかかっていて、ギアが入っている状態だと、バイクが動いてしまうことがあります。
わたしは指導員としてバイクの指導をしていましたが、
おそらくみなさんが想像されているより、転倒したバイクが動きだすことが多いです。
そのバイクが反対車線にはみ出したりすると、事故が発生することになり、大変危険です。
そのような理由で、まずエンジンを切るようにしましょう。
エンジンKeyを回すことができない場合は、
アクセル横のスイッチボックスに付いている、赤色のキルスイッチでエンジンを切るようにしましょう。
だいたいはアクセル横のスイッチボックスに付いていることが多いです。
自分のバイクのキルスイッチの位置を確認して、
実際にエンジンを切ることもやっておきましょう。
エンジンをかけるときは、キルスイッチを戻しておかないと、
エンジンがかかりませんので注意をしてください。
周りの状況を見てバイクを起こす
自分が怪我をしていないことと、周りが安全であることが確認できたら、
バイクを起こすようにしましょう。
起こす時の注意点ですが、
バイクが右に転倒した場合は、先にサイドスタンドを出しておきましょう。
そうしておくことで、バイクを起こすときの2度倒しを防ぐことが出来ます。
自分のバイクを起こすことが出来るのか?
と不安に思われる方もおられると思いますが、
火事場のなんとかチカラで、思いのほか勢いよく簡単に起こすことができる場合があります。
その時に、勢いが良すぎて反対に倒れてしまう場合がありますので、サイドスタンドを必ず出すようにしておきましょう。
また、バイクを起こすときの手を掛ける場所も注意が必要です。
左右どちらに転倒した場合でも、一般的には片手はハンドルを持って、もう一方の手は、バイクの後方部分を持つことが多いです。
この時に、バイクのカウル部分だけを持つことは止めておきましょう。
カウルが割れてしまう可能性があります。
カウルの裏にバイクの骨となる鉄の部分がありますので、そこに手を掛けるようにしましょう。
転倒したときは、冷静さを失っているのでこの記事を読んでいただいた方は、
この後、自分のバイクが転倒した場合に、どこを持てばカウルなどが損傷しないか?
必ず確認しておきましょう!
カウルを割ってから後悔しても何もなりませんし、転倒したことよりも後悔の念が強くなるかも知れません。
必ず確認しておきましょう。
怪我、転倒箇所の確認をする
バイクも起こして安全な場所に移動したら、怪我をしていないか?改めて確認をしましょう。
思わぬところから血が出ていたりすることがあるので、よく見ておくことが必要です。
それから、バイクの傷はあまり見たくないと思いますが、
損傷箇所を確認して走行することが可能か?を判断する必要があります。
転倒して損傷する部分として多いのは、レバー、ステップの曲がってしまうことです。
また、ミラーも転倒時の衝撃で割れてしまうこともあります。
走行することが難しいと判断したら、事故防止のためレッカーを呼んだり、購入したショップに電話をして相談するようにしましょう。
無理に運転することは止めておきましょう。
任意保険に入っている場合、レッカーサービスが付いているか?また、使用するときの条件なども確認しておくとよいと思います。
さいごに
転倒することを想像するだけでも、背筋が凍る思いをしますが、
転倒した後の対応に時間がかかったり、間違えたりすると被害が大きくなる危険がありますので、
いざという時に備えてイメトレをしておく必要があります。
イメトレのままで終わることを願っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
参考になれば幸いです。もとゆき
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