約20年間、バイクの指導をしていましたが、 教習生の方が練習がうまくいかずに悩んでいることをよく目にしました。
また、多くの相談も受けてきました。
逃げるつもりはありませんが、 悩んだ場合には、教習を少し休んで期間を空けることが有益であるとアドバイスしてきました。
今回は、教習中に悩みが生じた場合の対処方法についてお話ししたいと思います。
バイクの運転は難しい
指導中によく寄せられる質問の一つは、四輪車の免許とバイクの免許を取る場合、どちらが難しいかというものです。
私はいつも即座に「バイクですよ!」と答えていました。
なぜかと言うと、古典的な言い回しを借りるなら...
バイクは、馬が40頭分ものパワーを持つエンジンを両足で挟み、カーブで傾けてバンクさせたり、カーブを抜けてからはバイクを再び立て上げて加速をする必要があります。
教習では、狭い場所でバイクを曲げたり、わずか30センチの幅の平均台を落ちずに渡る練習をするわけですが、これらは確かに非常に難しい技術を要求されるものです。
もちろん、四輪車の免許も簡単ではありません。
四輪車は大きな車体を操作する必要があり、それに慣れるには練習が不可欠です。感覚を掴むためには時間と努力が必要です。
タイム課題はバイクだけ
運転免許には多くの車種が存在しますが、スラロームや一本橋の課題には時間制限があります。
この時間制限は、バイクの試験にだけ適用されます...
普通車や大型自動車の試験では時間制限は設けられていません。
バイクの場合、路上での教習が難しいため、時間制限が設けられて技量向上を促す目的があります。
ただし、この時間制限は少しトリッキーで、一度気にし始めると、それまでうまくいっていた人でも急に走行が難しく感じることがよくあります。
ちなみに、時間が足りないからといって、即座に不合格になることはありません。
時間が不足している場合、減点されることはあるかもしれませんが、最初は少し時間が足りなくても、気楽に練習することができます!
時間について心配する人は多いですが、それほど気に病む必要はありません。
期限は9ヵ月あります
教習の期限は9ヶ月間もあるので、少し息抜きすることもおすすめです。教習が上手くいかないと、教習のことばかりを考えることで本当に疲れてしまいます。
期間を少し空けてリフレッシュすることで、なぜこんなにも教習について悩んでいたのか、冷静に考える機会も得られるでしょう。
9ヶ月という教習期限についても、詳しく説明しましょう。
実は、この9ヶ月の間に卒業する必要はなく、実際の試験合格期限は、教習が終了してから3ヶ月以内に合格すれば大丈夫です。
つまり、最大で1年間あることになります。
ですので、教習期間内に少し休息を取ることは、まったく問題ありません。
期間を空けることで、教習をより効果的に進めることができる多くの事例を見てきました。
気分転換も大切ですから、積極的に取り入れてみてくださいね。
さいごに
上達するためには、毎日の鍛錬が必要だと思います。
しかし、悩んでいる場合は、逆に無理をしてしまい転倒などをして怪我をすることが心配です。
9ヵ月という長い教習期限も利用して、休憩も取り入れて教習を進めることも、教習がうまく進まずに悩んでるときの対策だと感じています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の参考になりましたら幸いです。もとゆき