
バイクの免許を取るために教習所で、技能の練習をしている時にバイクの走行する位置は『道路の左に寄って走ってください』とか『キープレフト走行をしてください』と指導員から言われたことがある方は多いのではないでしょうか?
早速、結論からお伝えしますと 『走行位置は状況によります!』というあやふやな答えになってしまいます。
この後、詳しくお伝えしますのでよろしければお付き合いください。
目次
キープレフトの理由
まず、キープレフト走行をする理由ですが、実は2つあります。
1つは対向車線の車との正面衝突を防ぐためです!
お互いが右寄りどうしになると距離が近くになるので危ないことが理由です。
2つめは、あまり知られていませんが、
緊急自動車を速やかに通すためです!
道路の真ん中にスペースを作っておくことで、緊急自動車のアナウンスで聞くことがある『道路を空けてください』の指示をしなくてもよいのです。
バイクは車体が小さいのですぐに移動ができますが、渋滞で止まっている場合などでは、車体の大きい車はなかなか速やかに移動をすることができず、結果として緊急自動車の進路を防ぐことになってしまいます。
対向車のはみ出しより怖いこと?
わたしのバイク28年の経験では、対向車がいねむり等ではみ出してくることは1回もありませんでした。
むしろ、対向車よりも道路の左側からの車に注意をすることが多かったです。
ちなみにわたしは普段バイクに乗っている時にどこを走行しているか?というと 『真ん中より右寄り』を走行していることが多いです。
なぜなら、その理由が3つあります!
1つ目の理由は『左から飛び出してくる車に対応するため』です!
具体的には、左側によくあるコンビニの駐車場やガソリンスタンドから出てくる車を早く発見するためです。
また、出て来ようとしている車にもバイクを早く発見してもらうために、見られすい位置を走行するべきです。
せっかく、ヘッドライトが常時点灯しているわけですから、見てもらわないと常時点灯を活かすことができません。
交差点を通過するときに、前車にトラックやバス、アルファードやノアなどの背の高い車が走行しているときは、走行する位置を右寄り(中央線)寄りにしています。
なぜなら、背の高い車のせいで交差点内の状況が見えないためです。
交差点に入る前に1番確認しておきたいことは、対向で右折をしようとしている車です。
とにかく自分が早く『対向車を見ておきたいこと』と『対向車にもバイクがいるよ!』と伝える目的があります。
また、前車の背の高い車の右ミラーにもバイクを写すことができるメリットもあります!
3つ目の理由は、
道路の真ん中を走行することで後続車に追い越されることを防げます!
キープレフトをしていると譲ってくれていると勘違いして追い抜いてくる車がいますが、ギリギリ横を通過されるとメチャクチヤ怖いです。。。
この話をすると道路真ん中を走行したら違反になるのでは?と過去に質問をされてきましたが、違反などはありませんし、注意されたこともありません。
最近は、警察がバイクは車から見落とされない位置を走行しましょう!と大々的に言っています。だから、安心してください。
ちなみに原付は自転車なので基本的に左端を通行する必要があります。
さいごに
障害物も何もない見通しがいい道路で、しかも後続車もいない場面なら対向車のはみ出しに備えてキープレフト走行で良いと思いますが、
そんな状況はなかなか発生することもないので、わたしはキープレフトをしていることはほとんどありません。
繰り返しになりますが、
・左から飛び出してくる車に対応するため
・交差点を通過するときに、前車にトラックやバス、アルファードやノアなどの背の高い車が走行しているときに対向車に見落とされないため
・道路の真ん中を走行することで後続車に追い越されることを防ぐため
上記の3つの危険を回避するために走行位置を変えることは、20年以上この考えで対応してきましたが、とても有効であると感じています。
今回のことが参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき