
わたしは20年間、教習所で指導員をしていた経験があります。
20年間の中で本当にたくさんの方を教習したのですが、
指導員として気になっていたのは卒業後の運転状況でした。
実は、卒業後の運転状況が資料として確認することが出来るのです。
今回の内容は、あくまでわたしが勤務していた20年間の中で多かった違反内容になります。
バイク初心者の方の参考になりましたら幸いです。
よろしければお付き合いください。
1番多い違反は・・・
早速、結論からお伝えしますと、
1番多い違反は、スピード違反でした!
『なんとなく分かっていたよ!』という方もおられるかも知れませんが、本当い圧倒的に多かったです。
毎年、卒業生の1番多い違反となっていました。
なんと!20年間もです!
20年連続で1番多かった違反なので、おそらく現在も1番多い違反になっていると思っています。
なぜ?スピード違反をするのか?
わたしは講習の担当にしていたので、初心者講習や違反者講習に来てしまった卒業生から直接話を聞くことが出来たのですが、
スピード違反で捕まった理由を聞くとよく言われたことが、
・バイト、仕事に行くため急いでいた
・バイト、仕事が終わって帰宅するために急いでいた
・気づいたらスピードが出ていた
バイト、仕事が『急ぎ運転』の言い訳となっていることが多かったです。
バイト、仕事に遅れないための『急ぎ運転』は、共感できるところがあるのですが、
バイト、仕事が終わった後は、帰宅するだけなので個人的には『ゆっくり走ればいいのに!』と思っていましたが、
過密スケジュールの方には『なにもわかっていない』と言われることになるのかも知れません・・・・ネ
ちなみに、スピード違反で捕まるとパトカーや覆面パトカーの場合は、バイクから降りるように言われて、パトカーの後部座席に乗るように言われます。
乗り込む瞬間は、心臓がドキドキしていることがはっきりわかります。
わたしはスピード違反で捕まったことがある『経験者』なので、後部座席に乗るときのことをよく覚えていますし、卒業生の方がよく感想を語ってくれました。
ちなみに道路上で警察官に『止まれ』の旗を出されて、捕まった場合は設置されている机とイスに誘導されて説明を受けることになります。
余計に時間がかかることに
説明を聞いて警察官から書類(キップ)をもらうまでに少なくても20分くらいは時間がかかることになります。
『急いで運転』した結果、捕まってしまうと時間はかかるし、反則金(お金)も払わないといけないし、となると何も得することはありません。
叫びたくなりますが、警察官を相手に叫んだりすると更にややこしい事態になってしまいます。
これは実際にあった話ですが、スピード違反で捕まって『イライラ』して、その後に速度を出して運転をしていたら、別の場所でまたスピード違反で捕まった卒業生の方がいました。
『さっきも捕まった』と警察官に話したらビックリしていたそうです。
1日に2回もスピード違反で捕まっているのです。
本当に最悪です!!
さいごに
『気づいたらスピードが出ていた』と言ってくれた卒業生の方もたくさんいたのですが、
運転に余裕がないこともスピードメーターを見ることが出来ない理由となっているように感じました。
覆面ではなく、普通のパトカーが後ろにいたことに気づかずに捕まっているのでミラーも見ていない状況が想像できます。
運転に余裕を持たせるために前の車に無理をしてついていくのではなく、速度を落として周りを見やすくする必要があると感じています。
今回はバイク初心者の1番多い違反は『スピード違反』ということをお伝えしてきました。
参考になることがありましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき