
わたしは教習所で指導員を20年間していました。
バイク教習で女性教習生の方に指導する機会もたくさんありました。
多くの女性教習生の方から質問をよく質問をされたことは、『わたしでも免許取れますか?』でした。
今回は、わたしが指導させてもらっていた時に、よくアドバイスをさせてもらった
3つの事についてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
バイクの引き起こし
重たさそうに見えるバイクの引き起こしに不安を感じている方はたくさんおられました。
しかし、実際に引き起こしをしてもらうと、ほとんどの女性教習生の方はバイクを持ち上げることが出来ました。
マインド面で『無理ではないか?』が先行してしまっている事がとても多かったです。
もちろん、引き起こしのコツはありますが、『いけそう』と思うのと、『無理そう』と思うのでは、はじめる前から結果が見えていて思ったとおりになってしまうことが多いです。
まずは、多くの女性ライダーが出来たのだから、自分も大丈夫!!
と自信を持って取り掛かりましょう!
引き起こしのコツですが、姿勢がとても大切で50m走のスタート時の姿勢(クラウチングスタート?)にして、出来るだけバイクと身体を密着させて反対側に押し倒すいきおいでやると出来ます!
徐々に力を入れるのではなく、『一気に力を入れて』バイク引き起こしに挑戦して見てください。
なぜなら、何度も重たいバイクの引き起こしをしていたら男性でも疲れますから、何度もやって疲れた場合は当たり前だと思ってくださいね。
わたしも指導をしている時に、1日に何回も転倒した教習生のバイク引き起こしの手伝いをしたときに、両手がパンパンになったことがありました。
バイク乗り降り
女性のみならず、男性でも転倒することに不安を感じている教習生は多いです。
わたしもバイク免許を取るときに、教習を受けているときに、『転倒しないかな?』、『転倒したら痛いのだろうな?』と考えて運転をしていました。

バイクの転倒で多かった場面は、バイク乗り降りする場面です。
転倒する理由として、乗り降りするときにバランスを崩しやすいことが挙げられます。
教習では、バランスを取る練習を目的として、バイクを支えているサイドスタンドを戻してから、右足を上げてシートに座ることになります。
この時に、左足で身体を支えていることでバランスを崩しやすくなります。
バイクから降りるときも同様で、左足を地面について右足をあげてバイクから降りますが、ここでも、片足で身体を支えているときにバランスを崩しやすくなります。

ちなみに、サイドスタンドはバイクを降りてから出すことになります。
転倒しないためのコツは、片足のときにいかにバランスを崩さずに乗り降りできるか?です。
そのために、まずやりたいことはバイクが動くことがないように、右手で前輪ブレーキをしっかり握った状態にすることです。
右手が前輪ブレーキに届きにくいという場合は、ハンドルを右にいっぱい切ることで右手が前輪ブレーキに届きやすくなりますので、ぜひお試しください。
そして、完全にバイクが動かないロックした状態をつくったら、バイクを出来るだけ傾けずにまっすぐにしたまま、スッとシートに座り込むようにします。
停止するとき
赤信号で止まるときなどにバランスを崩して転倒したり、転倒しそうになっている場面を何度も見てきました。
バランスが崩れる原因として多かったのは、フロントブレーキのかけ方が強くなったときでした。
特に止まる直前にフロントブレーキのかけ方が強くなり、完全に止まったときに右にふらいついてしまい、そのまま右に転倒したり、なんとか足でバイクを支えて転倒を防止することがありました。

速度が遅くなると弱いブレーキでも十分止まることが出来ます。
だから、バイクが止まる直前ではフロントブレーキを握りこまないないよう意識しておく必要があります。
最後にギュ!と握ることを避けることでバランスを崩すことを避けることが出来ます。
降りるときにも同様に、前輪ブレーキでバイクが絶対に動かない状態をつくってから、バイクを垂直(まっすぐ)の状態に保ったまま、バイクから降りるようにします。
さいごに
今回は、わたしが指導員を20年間担当してきた中で、多くの女性教習生が苦労していた事を3つのことを取り上げさせていただきました。
人によっては、一本橋やスラロームを難しく感じたと言われる方がおられることも承知のうえでお伝えさせていただきました。

あくまでわたしの経験からと考えていただけましたら幸いです。
バイク免許取得を考えられている方の参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき
教習や検定のお悩み相談を無料でやっています。
Twitter(@moto2019)DMください。お待ちしております。
★ 操作性にすぐれたグローブです。