元指導員が伝える!教習車を見かけた時に気をつけたい3つの事故
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教習車が教習中に事故をする?ということは想像しにくいと思いますが、

実際に路上教習中に事故は発生しています。

わたしは教習所で指導員を20年間していましたが、1年間に2、3回は路上で教習車の事故が発生していました。

今回は、四輪教習中に多かった3つの教習車の事故についてお伝えさせていただきます。

街中で教習車と遭遇した際の注意事項としてお読みいただければ幸いです。

よろしければお付き合いください。

1、追突事故

1番多かった事故は後続車に追突をされる事故でした。

追突をされる理由は様々ですが、

わたしの経験上、一般の車両が教習車に対して車間距離が狭くなる傾向があると感じていました。

教習車に対しての油断?的なものがあって車間が狭くなっているのかも知れませんが、

教習中に危険な場面が発生すれば、当然指導員が助手席の足元にある補助ブレーキを使って事故を防止するので、緩やかなブレーキをかけるのでなく、かなり強いブレーキをかけることになります。

急減速をすることになるので後続車の車間距離が狭ければ追突事故になってしまうわけです。

あとは、黄色信号に変わったときに『教習車が止まらずに行くだろう!』と思い込んで教習車が黄色信号で停止したときに、止まれずに追突をしてきたケースもありました。

それから、気になる看板にわき見をして追突されたケースもありました。

『こんな場所に新しいお店が出来たんだ!』とわき見をしていたら追突をしていたという恐ろしいケースです。

また、車だけに追突されるのではなく、バイク、原付、自転車に追突されるなど

追突される事故が圧倒的に多かったです。

2、バイクがすり抜け時にミラーにあたる

次に多かったのは、すり抜けてくるバイクが教習車のサイドミラーに接触する事故です。

夕方から夜間の時間帯で多かった事故です。

状況は教習車が信号待ちで完全に停止しているときに、左側をすり抜けてくバイクや原付バイクのミラーと教習車のミラーが『バチン!』と大きな音をたててぶつかるケースです。

帰宅時間帯なので急いでいるのはわかりますが、強引に狭い所をすり抜けたときに路面のわだちなどでバランスを崩してふらついた時に、ぶつかってしまうことが多かったです。

実は、ミラー同士がぶつかる事故でも、物損事故になるので教習は中断になり、警察に連絡をして事故の処理をすることになります。

だから、最悪1時間~2時間事故処理に時間がかかることになってしまい、ケガがなくてもお互いに大きな時間ロスになりました。

3、対向車のミラーがあたる

3つ目に多かった事故は、狭い道を走行しているときに、対向四輪車の右ミラーと教習車の右ミラーが接触する事故です。

教習では広い道や住宅地など色々な道路環境で走行練習することになりますが、

その中で狭い道を走行する練習も行います。

特に歩道がない場所でのミラー同士の接触事故が多かったです。

状況としては、対向車が道路にはみ出している電信柱や自転車を避けるときに、中央線をはみ出してきたときに、ミラー同士が接触してしまうことがありました。

勢いよく走行してくる対向車を指導員が危ないと感じて補助ブレーキをかけて、停止して

も、対向車は避けきれずにミラー同士がぶつかることがありました。

そのまま、立ち去る方が多かったですが、警察官とドラレコ画像を確認して

ナンバープレートを確認すれば、車両はすぐに特定されました。。。

ドラレコは必須ですね。

ご参考までに

さいごに

教習車なのでどういう行動をするのか?

わからないので注意をしておこうと考えて、近寄らなければ事故から遠ざかることが

できるのですが、どうしても教習車だからと油断して車間距離を狭くしたり、側方をスレスレで通過することがとても多かったです。

今回の内容が街中で教習車と遭遇した際の参考になりましたら幸いですし、免許取得に向けて頑張っている教習生&指導員に暖かい眼差しで見ていただけると幸いです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき

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