オンライン学科教習で教習所が困っている3つのことを解説します。
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コロナの影響で教習所の学科教習が2020年12月にオンライン化されて、早くも2年が経過しようとしています。

 

オンラインで学科を実施するか?どうか?は教習所の判断に委ねられているので、

すべての教習所でオンライン学科が実施されているわけではありませんが、

 

最近になって、オンライン学科に完全移行した教習所が増えてきたという情報を、

元指導員の同僚から聞きました。

 

オンライン学科を実施している教習所の多くは、録画した動画を24時間視聴できるオンデマンド方式を採用しています。

 

1度撮影すれば効率よく使用できるので、教習所サイドとしては、人員不足を解消できるよいツールだと思っていました。

 

しかし、すでにオンライン学科で困っていることがあると悩みを聞きましたので、

今回の記事にしました。

 

これから、教習所でオンライン学科を受ける可能性がある方の参考になりましたら幸いです。

よろしければお付き合いください。

学科教習を受けない?

複数の教習所の指導員、責任者から聞いたことで1番困っていることは、なかなかオンライン学科を受講してくれないことです。

 

もとゆき

意外な悩みでした。

 

教習生さんにすると、オンライン学科となった結果、いつでも自宅で受講できるため、先送りにしてしまうことが原因のようです。

 

普通車の教習では、技能教習より先に学科を受けないといけない先行学科と呼ばれるものがあり、学科を受けていないために技能教習をキャンセルしなければならない事態にもなっています。

 

教習所に来ていれば、学校に来ているモードになって、半ば強制的に学科教習を受けるように感じ、進んで?受講していたのかも知れませんね。

再受講が多い

次の悩みとして聞いたことが、オンライン学科を受けたにもかかわらず、受講態度や電波トラブルなどの影響で、再受講するケースが多いということです。

 

もとゆき

再受講になる理由で多いのは、居眠りだそうです。

 

確かに、自宅で夜中に50分間(1つの学科)集中して聞き続けることは、難しいことかも知れません。

 

対面の学科教習であれば、教室という空間に他の生徒さんがいることで、少しは緊張感もありますし、そもそも指導員に質問を投げかけられることもあり、否が応でも緊張感は発生するものです。

 

その他の理由で多いのは、学科受講中に飲食をしていたことです。

 

悪気はなく、TVやユーチューブを観る感覚で飲食してものと考えますが、せっかく50分間受講したのに、数時間後に再受講の案内がメールで届くことになってしまいます。

 

同じ内容の学科をすぐに繰り返し受講するのは、さすがにテンションも下がってしまいますよね。

予定の組み直し

学科教習を受講していないために、予約していた卒業検定をキャンセルして、予約を組み直すケースも増えているようです。

 

普通車もバイクも卒業検定を受けるためには、すべての技能教習と学科教習を終えておく必要があります。

 

更に、学科の場合は効果測定というテストに合格しないと、卒業検定を受けることができません。

 

あや

そうなの?

 

その理由から、できる限り早く学科教習をすべて受講して、余裕を持って効果測定にチャレンジをして合格しておく必要があります。

 

予定の組み直しは、特に2月、3月の繁忙期では卒業検定日がかなり先までずれ込む可能性があります。

そうなると、4月からの新生活までに卒業したくても、できない可能性が高くなってしまいます。

さいごに

これから、普通車やバイクの免許を取られる方で、オンライン学科を受講される確率はかなり高くなると感じています。

 

今回は、教習所側の悩みをお伝えしてきましたが、お客様である教習生さんにとっても、せっかく50分学科を受けたのに、再受講になることは時間ロスになりますし、なによりモチベーションも下がることになると思います。

 

また、スケジュールの組み直しによって卒業日がずれてしまうことも、教習生さんにとってよい話ではないと感じています。

 

今回の内容をご参考いただきまして、スムースな教習生活が送れることをお祈りいたします。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき

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