
大型二輪の発進、怖くないですか?
教習所で初めて大型バイクにまたがったとき、多くの人が感じるのが「発進の難しさ」。
「エンストしそうで怖い…」「クラッチのつなぎ方が分からない…」そんな不安、よく分かります。
でも大丈夫。
今回は大型二輪の発進が怖く感じる理由と、スムーズに発進するための半クラッチやアクセルワークのコツ、さらに卒検での注意点まで、元指導員の視点でわかりやすくお伝えします!
なぜ大型二輪の発進は怖く感じるのか?
一番の理由は「車体の重さとパワー」。
普通二輪に比べて大型バイクはとにかく重くてトルクが強い。
この特性により、ちょっとした操作ミスがエンストや急発進につながる可能性があるため、身構えてしまうのです。
さらに、教習中は「一本橋」や「坂道発進」など、プレッシャーがかかる場面も多く、余計に不安を感じやすくなります。
スムーズに発進するためのコツ
① 半クラッチを丁寧に使おう
発進時は、クラッチレバーをゆっくりと離しながら半クラッチの“つながるポイント”を感じ取ることが大切です。
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エンジン音が少し下がる
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バイクが前に進み出す感覚がある
このあたりが「つながり始め」のサイン。
ここで止めて、軽くキープしてあげることで、スムーズに進み出すことができます。
② アクセルは「気持ち強め」が基本
大型バイクはトルクが強いため、アクセルが少なすぎるとエンストしやすくなります。
「ブォン!」と勢いよく開ける必要はありませんが、「ちょっと強め」くらいがベストです。
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アクセルをほんの少し開けたまま
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半クラッチと同時にジワッと開ける
この連携が、発進の安定感につながります。
卒検での注意点
卒検では、発進でエンストした場合に減点されることがあります。
焦らず、以下のポイントを意識しましょう。
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発進前にしっかりミラー・周囲確認
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半クラッチを焦らずゆっくりつなぐ
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アクセルの開けすぎ・戻しすぎに注意
特に、坂道発進ではリアブレーキの使い方も重要になります。
練習のときから、リアブレーキを使いながらの発進にも慣れておきましょう。
まとめ:怖さは「慣れ」と「理解」で克服できる!
最初は誰でも、大型二輪の発進に緊張するものです。
でも、半クラッチとアクセルの基本を押さえて繰り返し練習すれば、自然と体が覚えてくれます。
コツを理解して、少しずつ「怖さ」を「楽しさ」に変えていきましょう!もとゆき