運転中に高齢者が道路を横断している光景を目にしたことはありませんか?
私はよく見かけます。
地域によるかもしれませんが、頻繁に目にします。
もちろん、横断している高齢者は自分自身が安全だと思っているから横断しているはずです。
危険だと思っているなら、横断することはないと思います。
ではなぜ、危険な横断をしているのでしょうか? という疑問がよく浮かび上がってきます。
ここでは、高齢者の視点に焦点を当て、お伝えしたいと思います。
大体1分程度の内容です。
もしよろしければお付き合いください。
姿勢について
年齢を重ねると、背中が丸くなり、姿勢が前傾してしまうことが避けられません。
ジムで鍛えている高齢の方には、年齢を感じさせないくらい背筋が伸びている人も時折見かけますが、ほとんどの方は前かがみの姿勢になっています。
年齢とともに前かがみになることは自然なことなので、これは避けられない状況と言えるでしょう。
しかし、この姿勢では視野がかなり下になってしまいます。
この状態では、首や身体が硬いため、左右を確認することも困難で、非常に遠くまで見ることは難しいと思います。
実際、私も前かがみの状態で首を半分しか動かせない状況で確認してみましたが、ほとんど地面ばかりが見えてしまう光景となりました。
確認したくても確認できない状況になってしまいます。
まぶたが下がる
お年寄りの方はとても温和な表情をされる方が多いです。
まぶたが下がってくるため、少し疲れ目で笑っているような表情に見えるようになります。
周りの人々を不快にさせるわけではないので、良いことですが、実はまぶたが下がることで見える範囲(視野)が狭くなってしまいます。
特に上部の情報を取りにくくなったり、見落としたりする可能性があるので、交通状況では信号を見落とす危険性があります。
当然、ドライバーや歩行者の立場の両方で見落とす危険性があります。
さらに、先程お伝えしたように背中が丸くなり前傾姿勢になるため、上部の情報を取りにくくなるので注意が必要です。
体力的なこと
個人差もありますが、どうしても疲れやすい体質になってしまいます。
疲れてくると、若い人でも早く目的地に着きたいという気持ちになります。
目的地に早く着くためには、どうしたらよいでしょうか?
できるだけ曲がらずに直線的に進みたくなります。
そのため、信号がある場所まで遠回りすることなく、信号待ちで停車している車と車の間を抜けて道路横断をしてしまうことになります。
おそらく、みなさんも何度かそんな光景を見たことがあると思います。
自宅付近が注意
最後は、免許更新の講習で聞いた話になりますが、高齢者の方の事故が多い場所は自宅付近だそうです。
いつも通り慣れた道だからと安心していることが原因のようです。
ここはいつも車が通らないので大丈夫!と勝手に決めつけて注意力が落ちてしまう傾向があるようです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき