交通事故が怖くてバイク免許の取得を悩まれている方がこの記事をお読みいただいていると思いますが、実は、わたしもバイクの免許を取得するときにかなり悩みました。
今回は、バイク免許の取得を悩んでいる方へ、判断するための材料としてわたしの経験が少しでも参考になりましたら幸いです。
よろしければお付き合いください。
事故が怖い
わたしは、原付バイク免許を取得後、車の免許を取得しました。車の運転が出来るようになりましたが、原付バイクでバイクの楽しさを知り、中型バイク免許が欲しいと思うようになりました。バイク免許取得を考えていることを両親に伝えると、まさかの両親からの猛反対を受けました。
わたしは猛反対を受けることをまったく想像していなかったので、本当に驚きました。
猛反対された理由は、過去に父がバイクで事故をしていたからでした。
当時、19歳だったわたしはこの時にはじめて父のバイク事故の話を聞いたのです。
事故は交差点を直進していた父が対向車線から曲がってきた右折車とぶつかる右直事故でした。
その事故でケガをした傷跡も見せてくれました。
わたしはその話を聞いて一旦バイク免許取得を諦めることになります。
あきらめることが出来ず
周りの友達が続々とバイク免許を取っていく中で、バイク購入の話や楽しいツーリングの話が聞こえてくる度に、やっぱりバイクに乗りたい!バイク免許を取りたいという気持ちが強くなっていきました。それから数ヶ月が経って20歳の誕生日になったときに、改めて両親にバイク免許取得することを伝えました。父親からは、それだけバイク免許を取りたい気持ちが強いのなら、取ったらいいと許しをもらうことが出来ました。ただ、その後に父親から言われた言葉が、『事故で身体が不自由になっても後悔したらあかんぞ』と言われました。この言葉がとても重く両肩にのしかかりましたが、この言葉を聞いて『事故をしないように気をつけなければならない!』と心から思うようになりました。
事故から遠ざかることは出来る
わたしは無事故歴が今年で24年になりました。バイクで怪我をすることなく、乗ってくることが出来ました。もちろん運が良かったこともあると思っています。学生の頃にマスツーで知り合いに追突されたことがあるので、絶対に事故に遭わない方法はありませんが、事故から遠ざかる方法としてわたしがずっとやってきたことをお伝えしますと、単純に教習所で習った交通ルールを守り続けることです。交通ルールを守る?そんな当たり前のことを言われても?と思われかも知れませんが、わたしが事故防止のために心掛けていることは、交通ルールを守ることなんです。法定の速度を超えないように守ることを徹底するだけでも事故防止に大きな効果があります。なぜなら、スピードオーバーで走行していると、危険な物を発見することが遅れたり、見落としてしまうことがありからです。また、早く発見したとしてもスピードオーバーから急ブレーキや急に避けるという行動はとても高度な操作が必要になるからです。わたしは教習所で指導員をしていましたが、車の路上教習中に危険な場面があっても、法定速度で走行しているので事故になる前に対応が出来ていました。この経験から法定速度で走行する重要性を強く感じることが出来ました。運転に慣れてきて速度の出し過ぎに注意をするだけでも、事故防止に大きな効果があると強く言えます。
さいごに
わたしはバイク歴が28年なりましたが、バイク免許取得を考えたときに、両親からの反対がなければ真剣に事故防止を考えて運転をしなかったかも知れません。もちろん堅苦しいことばかり考えて、バイクに乗っているわけではありません。バイクで事故が不安、家族から心配されている方は、交通ルールを守ることを徹底することで事故から遠ざかる事が出来ると思います。わたしの経験が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき