
バイク教習をしていて疑問に感じることはいくつかあると思います。
その中でも、多くの人が疑問に思っている1つとして、
MT車のバイク教習をしているときに、信号待ちなどでギアをN(ニュートラル)に入れても良いのか?が挙げられると思います。
今回はこの内容についてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
結論 Nに入れても良いです
早速、結論になりますが信号待ちなどでギアをNに入れても大丈夫です。
わたしは教習所でバイク指導を20年間やっていましたが、
Nに入れても良いですか?と質問をいただいたときに入れていいですよといつも返答していました。
ちなみに、わたしも信号待ちではNに入れていますし、白バイ隊員さんもNに入れています。
もちろん、バイク指導で先導している最中でもNに入れていました。
他の指導員も信号待ちではNに入れていました。
減点などはありません
教習生の皆さんが1番心配していることは、Nに入れることで検定のときに『減点されないか』ということだと思います。
質問をいただいたときにNに入れても減点にならないですか?とストレートに聞かれることも多かったです。
心配しないでください。減点になることはありません。
ちなみにそのような減点細目は存在していないので減点することが出来ません。
手の疲れを防止
ずっーとクラッチレバーを握っていても左手が疲れないという方は、そのまま握っていても問題ありませんが、左手が疲れてきてプルプル震えてしまったり、もともと握力が弱くてクラッチを握り続けることが大変な方もおられると思います。
どちらかと言いますとわたしは握力が弱い方なので、ずっーとクラッチレバーを握っていると左手がプルプル震えてしまいます。
左手が疲れた状態では、集中力も弱まることになりますし、教習の効果も上がりにくくなります。
逆に、左手を休憩させることで集中力も高まり、結果として教習効果も上がることが期待できるわけです。
だから、無理してクラッチレバーを握らずにNに入れて左手を休憩させることをおすすめします。
気を付けたいこと
気を付けたいことも1点あります。それは、青信号に変わってからの発進を遅れないようにすることです。
青信号になっているのに、発進するまでに時間がかかり過ぎてしまうと減点の対象となってしまいます。
また、路上でもクラクションを鳴らされたりして慌てて発進することになり、エンストしたり、バランスを崩して転倒したりする危険性があるので、青信号で発進が遅れないように準備をしておくことが重要です。
さいごに
『Nに入れていいですか?』は本当によく質問をいただきました。
なぜか?やってはいけないと思われている教習所のあるある話になっていたように思えます。
わたしが勤務していた教習所に限らず信号待ちで、Nに入れて減点されるという項目はありませんので、これについては本当にご安心ください。
Nに入れたことで青信号になってからの発進が遅れるようなことが、度々散見されると指導員から指摘をされるかも知れません。
この点についてのみ、注意をしていただければと思います。
左手が疲れた状態では、教習に集中することは出来ませんし、思わぬ事故に発展する場合もありますので、無理をせずにNに入れて左手を休憩させてあげてくださいね。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき