
こんにちは。もとゆきです。
バイク歴30年、指導員20年の経験があります。
バイク教習で最後の教習(みきわめと呼ばれています)が終わり、残すは卒業検定だけになったけど、運転に自信が持てないと感じている方へ、
わたしの経験からアドバイスさせていただきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
卒検7割
卒業検定ではミスをすることなく合格することができれば1番良いのですが、はっきり言いますと、なかなか難しいことです。緊張もありますし、そもそも苦手としている課題(平均台やクランクなど)は誰でも少なからずあるからです。
そもそも、卒業検定の合格基準は100点からの減点方式で、最終的に70点以上あれば合格することが出来るので、ミスの内容によりますが、ミスをしても卒業検定に合格することは可能です。
70点でいいのネ。
だから、7割くらい出来ていれば良い!の気持ちに切り替えて、検定当日までのマインドをコントロールすれば良いと思っています。
わたしは検定員としてたくさんの教習生さんの採点をしてきましたが、100点で合格することは極めて稀で、誰でも1つ、2つのミスはありました。
教習最後の時間のみきわめ判定も、7割くらい出来ていれば卒業検定は合格する、大丈夫という判断基準を基にやっていました。
繰り返しになりますが、卒検当日まで不安を感じて色々なことを考えると思いますが、ぜひ、前向きに7割出来れば良いという考えで過ごすようにしてみてください。
多くの方が不安
年齢や性別に関係なく多くの方が卒検を受けるまでに不安を感じていました。冷静さを保っているように見えていた教習生さんでも、
卒検後に話をすると『とても緊張していた』と正直に言ってくれる方がとても多かったです。
バイク卒検では、筆記テストとは違い、覚えているから、計算式があるから出来るという確たる自信を持つものはありません。
確かにそうだよね。。。
卒検当日の天候、当日の体調、検定で使うバイクの調子など教習のときと同一条件になることの方が圧倒的に少ないです。
そもそも運転を誰かに見られた状態で採点されるという特殊な環境自体、ほとんどの方は経験されていないわけです。
誰でも緊張します。。。
指導員や検定員も1年に1回、法定講習で運転を採点させる時間がありますが、
見られているという緊張から、意外なミスをすることがよくありました。
そのような理由から、緊張するのは当たり前、みんな緊張しているはずと自分に言い聞かせて、マインドをコントロールしましょう。
卒検当日までにやっておきたいこと
誰でも不安を感じる卒検ですが、当日までにやっておきたいことがあります。それは、卒検コースをしっかりと覚えておくことです。
四輪車の卒検では、助手席からのコース案内があるので道に不安を感じることはありませんが、
二輪車の場合は、自分でコースを覚えておく必要があるため、コースがわからないことによる不安を解消しておくことで、卒検の不安も少しは軽減できると思います。
実際に、教習生さんからコースを暗記できていないので、不安で仕方なかったと聞くことはよくありました。
本当によく聞きました。
コース間違いをしても減点にはならないように配慮されていますが、
コース間違いがあると焦ることになりますし、それまでリズムよく運転していても
ミスが原因でリズムが悪くなる場合があります。
だから、卒検の不安をかき消すためにも、卒検コースを丸暗記するように努力して欲しいです。
目でコース図を見て覚える方法や走行順番を声に出しスマホなどで録音しておいて、移動時間やすき間時間に再生して聞くことも有効な方法です。
コースの順番を声に出して言えるようになれば完璧です”!
ぜひ、試してみてください。
さいごに
教習最後の時間のみきわめで合格になり、あとは卒検だけと思っていたら、急に卒検を受けることに不安を感じてしまう教習生さんは多かったです。
教習の中で苦手箇所や不安箇所が誰でもありますが、その不安が自信を揺るがすことになっていたと感じています。
卒検までの間に、不安を増長させることはあまり良いことでなく、むしろマイナスになることが多いです。
だから、今回お伝えさせていただきました、7割くらい出来れば良い、完璧を目指す必要はないという考えを持って卒検当日を迎えられることを強くおすすめします。
また、自信を持って卒検当日を迎えることが出来るように、卒検コースを暗記することに時間を割いていただき、注力されることをおすすめ致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。
卒検頑張ってください。応援しています。もとゆき