こんにちは。もとゆきです。バイク歴30年、指導員20年の経験があります。
バイク教習をお考えの方で、教習所で使う教習車を転倒させてしまったときに、バイクが壊れないのか?壊れたときには弁償する必要があるのか?など不安を感じている方もおられると思います。
今回は、わたしの指導経験からお伝えさせていただきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
壊れない
指導をしていたときに、教習生さんが転倒することをよく見てきました。
もちろん、転倒しないようにサポートをしていましたが、指導中は常に教習生さんの横にいることが出来ず、転倒を防ぐことができないこともたくさんありました。
結論をお伝えしますと、転倒しても教習車が壊れることはほとんどありませんでした。
暴走して工作物にぶつかるような大きな事故では、バイクが大きく破損することがありますが、そのような大きな事故はほとんど発生したことはありませんでした。
逆に多い転倒シーンとしては、発進のときにエンストをして転倒する場合、停止するときにブレーキの掛け方が強すぎてバランスを崩して転倒する場合でした。
転倒しても壊れない理由は、教習車の周りにはバンパーと呼ばれる『鉄のパイプ』がついているからです。
鉄で出来ているので、あたり前ですがとても頑丈です。
バンパーのおかげで転倒してもバイクが地面と接地することがないので、エンジンやガソリンタンクを守ってくれます。
立ちごけでは大きな破損が発生することはありませんでした。
ただし、まったく無傷ではなく、破損する箇所もありました。
レバーやミラーが破損することはよくありました。
レバーについては、ブレーキやクラッチのレバーがぐにゃりと曲がってしまうことが多かったです。
そうなのネ
ミラーついては、割れてしまったり、ミラーのひび割れがありました。
この2つの部品については、部品交換することですぐに走行することが出来ましたので、予備のレバー、ミラーを大量にストックしていました。
次の教習時間には元気に走行してくれていました。
足を挟まないように注意
鉄のバンパーのおかげで教習車が壊れることは、ほとんどありませんが、教習生(人間)が壊れないようにすることが大切です。
本当に怖いです!
皮肉にも、転倒したときにバイクを守ってくれるバンパーが教習生さんの足の上に乗ってしまい、骨折するような大けがをすることがありました。
1年に1回はバンパーに足が挟まれる大けがをしたことがあったことを記憶しています。
怖いワ
だから、バランスを崩して転倒しそうになったときには、バイクを支えることをあきらめて、バイクから逃げるように離れてください。
バイクを放りなげるような格好になっても構いません。
一見すると無責任にような見え方をするかも知れませんが、ケガをすることがないようにするため、
とにかく、バイクから離れるようにするだけで足がバンパーに挟まれる確率を減らすことが出来ます。
弁償について
転倒した教習生さんに『ケガはありませんか』と声かけをしたときに、よく返答されたことは、壊れてしまった『教習車を弁償しなくてよいでしょうか?』という言葉でした。
よく言われました!
弁償については、教習所によって違いがあるかも知れませんが、わたしが勤務していた教習所では、どれだけ大きな破損があっても教習生さんに弁償してもらうことはありませんでした。
知り合いの指導員に聞いても弁償してもらうことはない教習所ばかりでした。
故意に転倒させて破損させることがなければ、弁償することは皆無だと思っていただいて良いと思います。
安心して教習を受講してください。
さいごに
転倒した教習生さんから自分の身体のことよりも、教習車が壊れていないか?
心配する言葉を聞くことがよくありました。
この言葉を聞いて不安に思われている方が多いことを感じました。
教習車の周りに取り付けられているバンパーは本当に頑丈で、何度転倒してもバイクを守ってくれました。
本当にバンパーは頑丈です!!
だから、安心して教習を受けて欲しいですし、自分の身体がケガをしないことを
第一に考えて欲しいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき