バイクで夜に運転する機会が多いライダーの方は意外と多いのではないでしょうか?
通勤や通学で夜に運転する場合やツーリングで帰りに日が落ちて夜間走行になる場合も多々あると思います。
ここではバイクのヘッドライトの注意点についてまとめてみました。
よろしければお付き合いください。
ヘッドライトの切り替え
最近発売されている四輪車では自動的にヘッドライトの下向き(ロービーム)と上向き(ハイビーム)の切り替えを行ってくれる機能がついたものが出てきていますが、バイクについては手動で切り替えを行うことがまだまだ主流です。
バイクの車種によっても違いがありますが、
ヘッドライトの下向き(ロービーム)で約40m先まで、上向き(ハイビーム)で約100m先まで照らしてくれます。
当たり前ですがハイビームの方が遠くを照らしてくれるので障害物などを早く発見することができるはずです。
皆様はハイビームを使用されていますか?
わたしが指導していたときに質問をすると以外とハイビームを使用していない方が多かったのです。
切り替えをすることはめんどくさいかも知れませんが、
意識して切り替えをすることで習慣化することができて知らない間に左手が動くことになると思います。
ちなみに60キロで停止するまでの距離は晴れで普通に注意をしていても40mはかかるというデータがあります。
つまり、街頭照明もない本当にまっくらな道路をロービームでしかも60キロ以上の速度で走行していて何か?
障害物などを発見して急ブレーキをかけても停止できない可能性があるということになります。(あくまでも数値上ですが・・・)
本当に切り替えは慣れるとめんどくささもなくなるので自分のために習慣化しておくことが必要ではないでしょうか?
夜間のカーブ走行での注意点!
これも最近の四輪車では装備されている車両が多くなったのですが、ハンドルを動かした(きった)方向にヘッドライトが動くアクティブヘッドライト(名称はメーカーによって様々ですね)を装備された四輪車が多くなってきました。
わたしが乗っている四輪車にも搭載されていて夜間のカーブ走行でとても活躍をしています。
ちなみに9年前に購入した車です。
バイクにはそのような機能がついたヘッドライトがあるのか?探してみましたがありませんでした。
純正でLEDライトを搭載した車両が出てきましたが、まだまだハロゲンライトの車両が多いのが現状だと思います。
二輪車の夜間カーブ走行でこわい点はカーブ進行方向に対してライトが後からついてくる点です。
二輪車はカーブを曲がるときにバイクを倒して(傾けて)走行していきますが、ハンドルを極端にきって走行するわけでなないので、
どうしてもヘッドライトの光が遅れてついてくることになってしまいます。
障害物などがあったときには発見が遅れしまうことになりますから、昼と夜のカーブ走行の速度は例え同じカーブであっても速度を変えるべきではないでしょうか?
バイクは遠くに見られています
ここでお伝えしたいことは自分が見えにくいことではなくて、他車から自分のバイクがどのように見られているか?についてお伝えしたいと思います。
まずバイクのヘッドライトは四輪車に比べると
- ヘッドライトが小さい
- ハロゲンライトの場合は黄色の色が強いので暗くみえる
上記2つの点が対向車などからバイクが遠くにいるように見られてしまう原因になっている場合があります。
特にまわりにヘッドライトが明るい四輪車などがいる場合は特に注意が必要で、比較されて見られてしまうのでバイクが遠くにいるように思われる可能性が高くなってしまいます。
怖いことは対向車などの四輪車のドライバーだけではなくて、自転車に乗っている人や歩行者からも同じように遠くにいるように見られてしまう可能性があることです。
★明るいライトに変えると見られやすくなります!
さいごに念には念を!
最後になりますがヘッドライトが玉切れなどで点灯しなくなった場合のために少しでもいいので、テープや布などをバイクのシート下や小物入れなどに入れておくことをおすすめします。
四輪車のライトではHIDやLEDが主流となっているため玉切れなどの故障が発生するリスクが減っていますが、二輪車のハロゲンライトの場合は玉切れが発生する可能性が結構、高い確率であります。
ロービームで玉切れが発生したときはハイビームで走行することになりますが対向車や前車がまぶしくならないように、ヘッドライトの上部分をガムテープなどで覆うことで対向車などに対して眩しさを軽減することができます。
ツーリングなどの出先で玉切れが発生したときは、すぐにバイク屋さんにかけこむことができないので有効な方法ではないでしょうか?
わたしのZRX号は13年前にHID化しましたが、いまだに玉切れが発生したことはありません。
また、とても明るいのでHID化して本当によかったと思っています。
今ならLED化の選択肢もありますので、快適な夜間走行のために変更してみることも検討してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき