原付免許、普通二輪免許、大型二輪免許、普通免許を取得してから1年間が初心運転者の期間になります。教習所を卒業した後、1年間だと勘違いしている方がいますが、実際には試験場で免許証を受け取った日から1年が経過した時点が初心運転者の期間となりますので、注意が必要です。
免許を受け取ってから1年間、事故や違反がなければ問題なく初心運転者の期間を経ることができます。
この期間が終了すると、一般のドライバーやライダーと同じ扱いになります。
知人が理解していなかったため、この記事を作成しました。
教習所では卒業時にこの点について説明があるはずですが、知人はそうした情報を聞いたことがないと述べていました。
今回に内容が参考になりましたら幸いです。
①合計3点以上で対象になる
1年間の間に、事故や違反により点数が3点以上になると、初心運転者講習の対象となります。
点数の合計とは、たとえば、1点+1点+1点=3点や、1点+2点=3点の場合が該当します。
ただし、3点が1回の場合は対象外です。
また、事故などにより点数が4点以上になった場合も、講習の対象となります。
②対象の車種に注意
いくつかの免許を持っている場合に知っておきたいことがあります。
例えば、四輪の免許を持っている歴3年のAさんが、普通二輪の免許を取得しました。
1年間の間に普通二輪で2点の違反と四輪車で1点の違反をして、合計が3点になりました。
この場合、初心者運転者講習の対象になるのでしょうか?
実は、この場合は対象になりません。
なぜなら、普通二輪での合計が3点以上でなければ対象にならないためです。
したがって、四輪車での違反により初心者運転者講習の対象とはなりません。
ただし、免許証の累積点数にはカウントされているため、注意が必要です。
また、大型二輪免許についても、初心者運転者講習が対象外だと思っている人が多いですが、実際には対象になります。
③講習を受けましょう
講習の通知が届いたら、講習を実施している教習所に電話して予約を取りましょう。考えているうちに講習を受けることができる期間が過ぎると、再試験を受けることになります。
再試験は卒業した教習所ではなく、各都道府県の運転免許試験場で受験することになります。
再試験に合格すれば問題ありませんが、不合格になると補習や再試験はなく、免許が取り消しになります。
しかも、合格率はかなり低く、私が聞いた話では50人受験して、合格者が1人か0人という状況です。
走ったことがない試験場でいきなり試験を受けることを考えると、かなり難しいことは想像できます。
つまり、ほとんどの場合再試験では合格せずに免許が取り消しになっています。
ちなみに、免許の取り消しは初心運転者期間の免許だけが対象で、他の免許は残ります。
初心運転者講習を受けると再試験が免除されるので、必ず講習を受けるようにしましょう!
いずれにしても、3点の違反で最悪免許が取り消しになってしまうことを1年間は忘れないようにしましょう。
④さいごに
講習の通知が届いているのに、後で開封してみようと机の上に置いておいて、他のDMなどに埋もれてしまい、そのまま忘れてしまうケースがあります。
これでは最悪です。
なぜなら、次に届くのが再試験の通知だからです。
講習の通知を開封し忘れてしまった場合、試験場に電話しても、取り合ってもらえず再試験を受けるようにという連絡しか来ません。
絶対ではありませんが、2回違反すると3点になる確率が高いので、講習の通知が届かないか気に留めておく必要があります。
違反や事故がないように運転することは重要ですが、人間ですのでミスをすることはあります。
その後のケアが必要ですので、放置せずに試験場や教習所に問い合わせをするようにしましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が少しでも参考になりましたら幸いです。もとゆき