嫌なタイトルになってしまいましたが、実は正しいです。
私は長い間バイク指導をしてきましたが、何度もこの問題に直面してきました。
残念ながら、年齢とともにバランス感覚は衰えていきます。
私自身も40代後半に差し掛かり、日々低速でのバランスの衰えを感じています。
ここでは、低速でのバランスに注意すべき点をお伝えしたいと思います。
おおむね1分間の内容になります。
よろしければお付き合いください。
ハンドルを左右に動かす
腕に力が入っているとハンドルを使ってバランスをとることができなくなるので、腕の力を抜くことが重要になります。
具体的には脇をしめるとグリップも自然な形で握ることができます。
そうすることで腕の力を自然と抜くことができます。
ひざでタンクを挟むことも重要です(ニーグリップ)。
ただし、私はニーグリップよりもハンドルを使ってバランスを取り直すことが重要だと思っています。
その理由のひとつに、タンクを挟むことができないビッグスクーターではニーグリップはできないため、ハンドルを使うことしかできないからです。
ラインを使って練習
教習所で使用していた一本橋がなくても、練習することができます。
地面に引かれた白いラインを使って練習することができます。
ゆっくり走る必要はありません。
ハンドルを左右に動かしてラインから外れないように進む練習をすると、自分のバランス力を確認することができます。(転倒しないように注意してください)
どれほど左右に逸れるかを確認することが目的です。
できるだけ怪しまれない場所で(難しいですが)、試してみてください。
狭いことろは×
練習して自信をつけたからと、わざわざ狭いところに入ることはやめておく方が無難です。
渋滞中、狭い車の間をすり抜けている最中に、バランスを少し崩して車のミラーに当たってしまったりすると最悪です。
練習で確認した自分のぶれ幅を思い出し、自分が通ることができるスペースかどうかを判断する必要があります。
そのためには、練習でぶれ幅を確認しておくとジャッジすることがやりやすくなります。
「いけるかどうか」で悩んだ末に狭いところに入ることはやめておくべきです。
早く足を出す
万が一、狭いところに入ってバランスを崩しそうなときは、早く足を出すことです。
後ろからバイクが来ているからと無理をしてはかえって危険です。
少し広いスペースが出てきたら道を譲ってあげればよいです。
私はすり抜けをしないので追い立てられる経験はありませんが、通勤途中で追い立てられているバイクをよく見ます。
無理をしなければいいのに!といつも見ていますが、怖い思いをすることでバイクが嫌になってはもったいないです。
確実に5年ごとにバランス力は衰えていくと思います。
若い時と同じ考えで運転することができないことも自覚しておく必要があるのではないでしょうか?
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき