知人がバイクに乗り始めてから、複数人でのツーリングに参加したという話を聞きました。
その後、彼の感想を聞いてみたのですが、私は「楽しかった」「また行きたい」「一緒に行きましょう」といった感想を期待していました。
しかし、実際には逆の意見が返ってきました。
彼は「怖い思いをして楽しめなかった」と言っていました。
楽しめない理由としては、技量の不足が一因かもしれませんが、コミュニケーション不足も原因の一つと考えられます。
今回は、この問題について少し詳しく掘り下げてみたいと思います。もし複数人でのツーリングに挑戦する予定がある方にとって、参考になる情報となれば幸いです。
この話題については、おおよそ1分程度の内容です。
ご興味があれば、ぜひお付き合いください。
先頭は冷静な人
ツーリングで先頭を走行する人はどんなタイプの人が適任であるか?は意見が分かれると思いますが、私は冷静に対応できる人が良いと思います。
私の過去の経験から言うと、先頭があまり後ろを気にせずに先急ぎの傾向がある場合は、後ろのライダーはついていくことに必死になり疲れてきます。
バイクの経験やバイクの車種を考えて、先頭がペースを考えてほしいのですが、自分が気持ちよく走りたいという気持ちを抑えることができない人が先頭を走ると山道になると急にスイッチが入ってしまい、後ろのことを考えずにスッと抜けてしまう場合があります。(私の知り合いにはこういう人が多いです)
後ろで走行している人が乗り始めたばかりの場合、どういう心理状況になるかというと、離れないようにしっかりついていこうとしてしまいます。
この時にカーブでふくらんでしまうことがよくあります。
本当によくあります。
知人から聞いた話もまさにそうでした。
ついて行かずに諦めれば良いのですが、実際にはなかなかそうできないものです。
先頭を走行する人は、このようなことを踏まえて何があっても冷静に対応することが必要です。
事前の打ち合わせ
インカムの普及により、すぐに出発するケースが増えていると思いますが、乗り始めの段階で運転しながら会話に集中できるか注意が必要です。
おそらく、乗り物に慣れていないため、会話に集中できずに必死でついていくことが多いのではないでしょうか。
そうした事態を想定して、バイクに乗る前に打ち合わせをしておくことが重要です。
バイクの運転中に会話をすることは容易ではありません。
前後で挟むこと
乗り始めの方や運転に不安がある方がいる場合は、グループの真ん中に入れる方がよいです。
よく道を知っていて冷静な判断ができる方が先頭を走行します。
次に経験がある方が最後尾を走行するようにすると良いです。
万が一、先頭と真ん中のグループが離れてしまった場合でも、最後尾のライダーが真ん中グループの先頭にまわって先導することができるからです。
乗り始めの方はベテランライダーの行動を見ることで経験を積んでいくことができます。
このような場面ではベテランライダーの動きを見ておくことも大切です。
76台でツーリング
最後に私の話になりますが、過去最高の参加台数でのツーリングは76台で走行したことです。
「ウソでしょ!」と言われそうですが、本当です。
その中で私が先頭を走行していました。
私が指導していた時に企画したツーリングイベントでした。
実際には、グループ分けをして1グループ10台くらいの7グループに分けて時間をずらして走行していきました。
そうしないと大変なトラブルになってしまいます。
駐車場も事前に下調べするなど、大変な思い出がありますが、機会があれば読者の皆さんと一緒に走行してみたいという願望はあります。
いつか実現できれば最高です。
複数で走行する時には、乗り始めの方に気配りをしつつ、ツーリングの楽しみ方を伝授していくことでバイクの楽しみ方が広がるはずです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき