この記事では、バイクの低速でのバランス練習のポイントを解説します。
バランスを改善するために最初に取り組むべき重要な２つのポイントに焦点を当て、効果的な練習方法を紹介します。
初心者から上級者まで、誰もが役立つテクニックをお伝えします！
よろしければお付き合いください
アクセルを使った発進
低速バランスの練習では、転倒の危険性が少ないと思われがちですが、実はその考え方には落とし穴があります。
低速であっても、バランスを崩した際にバイクが傾くと、支えきれずに転倒することがあります。
さらに、不運にも転倒したバイクが足に乗ってしまうと、骨折などの重傷を負うこともあります。
具体的には、転倒のきっかけとなるのはエンジンが停止したときです。
低速バランス中は、ハンドルを左右に動かしてバランスを調整します。
しかし、ハンドルを右または左に切っている最中にエンジンが停止すると、バイクが傾いてしまいます。
足でバイクを支えることができれば良いのですが、瞬時に足を出すことは難しく、遅れると転倒してしまいます。
たとえ素早く足を出せたとしても、バイクが傾いていると支えることが難しくなります。
このような事態を避けるためには、アクセルをしっかりと回し、半クラッチを使用して発進する練習が必要です。
アクセルを多めに回しておくことで、低速バランス中にエンストを防ぐことができます。
少しアクセルを回しすぎても、半クラッチを保持していれば急発進することはありませんので、安心してください。
低速バランス中のエンストを防止するためには、アクセルを多めに回しておく習慣を身につけるために繰り返し練習してください。
リアブレーキだけで止まる
２つ目にやっておきたいことは、リアブレーキだけでバイクを止める練習です。
その理由は、低速でのバランスを取る際にフロントブレーキを使用すると、ブレーキの効きが強すぎてバランスを崩す可能性が高いからです。
絶対にフロントブレーキを使用してはいけないというわけではありませんが、アクセルを回しながら、繊細なタッチでフロントブレーキをコントロールすることはかなり難しいです。
私も何度か低速バランス中にフロントブレーキを使用しようと試みましたが、操作が難しく、すぐに諦めました。
また、リアブレーキだけで操作できるかどうかについてですが、実際にはこれがかなり難しいのです。
バイクの教習では、ブレーキをかける際にはフロントとリアのブレーキを同時に操作するよう指導されていましたし、多くの人が自転車に乗っていた経験から、ブレーキをかけると右手が勝手に動いてしまう癖があります。
この癖が原因で、教習中に転倒する教習生さんを多く見てきました。
この癖を改善するためには、リアブレーキだけを使った練習を繰り返し、意識してリアブレーキのみを使用できるようにすることが必要です。
これにより、転倒リスクを減らし、低速バランスの練習を行うことが可能となります。
さいごに
低速バランスの練習をしたいと思っている方々にとって、発進と停止の練習が必要かどうか疑問に感じられるかもしれません。
しかし、転倒やケガを避けながら低速バランスを継続するために、発進と停止の練習は非常に重要な基礎練習だと感じています。
過去の指導経験から言いますと、低速バランス中に転倒すると、大きなケガをすることがよくありました。
その理由は、バイクが倒れたときに身体がバイクから離れず、足の上にバイクが倒れることで捻挫や最悪の場合骨折をすることがあるからです。
楽しく練習を続けるためには、ケガを避けることが何よりも重要です。
低速バランスの練習を考えている方々は、ぜひこの記事を参考にして、安全に楽しく練習を続けていただければと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき
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