カーブ走行のポイント!バンク角の違いがわかる高速道路と一般道路
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高速道路のカーブを走行している際に、カーブに傾斜が付いていることに気づくことはありますか?

実際、気付くのは意外と難しいカーブの傾斜、通称「バンク角」です。

一般道と高速道路のカーブ走行において、知っておきたいポイントをご紹介いたしますので、ぜひご一読ください。

カント?

高速道路のカーブにおいて、角度のことをカントと称します。この用語をより一般的な表現にすると、「バンク」と呼ばれることもあります。

具体的には、カーブを描く道路において、路面の外側を内側よりも高くする工夫を施すことで、カントが実現されます。

 

このバンクと呼ばれる角度は、カーブ内側の路面が外側よりも高い位置にある構造を指します。

このバンク角度の設計によって、カーブを通過する際に発生する遠心力による外側への押し出しを相殺する効果があります。

 

ただし、この原理も限界が存在し、バンク角度を超えると車両が路面からはみ出す可能性があります。

バンク角度の工夫によって、高速走行中でもカーブを安定して通過することが可能となります。

※ 何度も言いますが限界はあります。

降りてみると

実際の高速道路上でバイクを停めて降りることは許されていません。

 

私は茨城県に位置する「中央研修所」という名の施設で、これまで7回の研修を受けてきました。

その研修施設内には模擬高速道路が設けられており、そこで様々な体験をする機会を得ました。

 

例えば、バイクで約140キロの速度で進路変更を行ったり、狭い間隔に配置されたパイロンの間を100キロで走行したりといったことです。

 

もとゆき

これらは公道ではなかなか実現できない貴重な経験でした。

 

模擬高速道路のカーブの途中でバイクを停めて降り、そのカーブのバンク角を確認したこともありました。

正直なところ、その光景には驚きと興奮が込み上げました。

 

カーブの途中に立ち、そのバンク角を見てみましたが、その傾斜の角度にただただ圧倒されました。

これまで数多くの高速道路を走行してきましたが、正直なところ、このバンク角の重要性についてはあまり意識していませんでした。

一般道路の注意点

一般的な道路のカーブでは、通常はバンク角がほとんど設けられていません。

ツーリングなどでカーブを走行する際にも、ほとんど平坦な道路が一般的です。

一般道路では、法定速度が最高でも60キロであるため、高速道路のようなバンク角は必要ありません。

 

もとゆき

しかしながら、注意が必要です。

 

高速道路のカーブを高速でスムーズに曲がれたと勘違いして、同じ感覚で一般道路のカーブを速度を抑えずに走行すると、遠心力の影響を受けて車両が大きく外に広がることがあります。

この遠心力の影響により、多くのライダーが事故を起こしてしまっています。

さいごに

よく高速道路から一般道路に入る際に、速度の感覚が麻痺してしまい、つい速度を出し過ぎてしまうことがあります。

これと同様に、カーブにも注意を怠ると同じような状況が発生する可能性があります。

 

高速道路のカーブはカント(バンク角)の恩恵を受けていることを忘れてはなりません。

このカントによって、カーブ内での安定性が向上し、適切な速度で安全に曲がることができるのです。

 

だからこそ、私たちは常に速度と共に注意深さを持ち、カーブに差し掛かる際には特に気を付ける必要があります。

私はすべてのライダーがカーブで事故を起こさず、安全な走行を楽しむことができることを願っています。

 

もとゆき

安全運転を心がけましょう。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき

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