
バイクを運転している際、どの箇所に焦点を置きながら運転するかは、ライダー個人によって異なります。
そこで今回は、私自身が日常的に意識している視点についてお話ししたいと思います。
これから述べるポイントは、安全な運転とスムーズな移動を両立させるために重要です。
ぜひお付き合いいただき、以下に私の視点に関する考えをご一読いただければ幸いです。
まっすぐ走行しているとき
走行中は、まず前方信号を捉えるように心掛けています。
遅く信号を認識すると、信号を無視してしまう可能性がありますので、その点に留意しています。
また、前方信号を早く察知することで、黄色信号への変化タイミングを予測することができます。
信号が変わる前に適切な判断が求められるため、この能力が重要です。
ミラーの活用
信号を確認したら、後方確認のためにミラーを使用します。
後続車が接近していないかを確認し、特に追突事故を未然に防ぐために注意を怠りません。
未だに追突事故が多発している状況ですので、ミラーを用いた確認は何度も行います。
安全運転の要となる行動です。
ミラーを見る頻度は、状況により異なりますが、一般的には3秒に1度程度の頻度で確認しています。
これにより、周囲の状況を把握し続けることができます。
路面状況の把握
また、前方を見ている際には、路面の状況も注視しています。
落ちているゴミや木片などの障害物がないかを確認することで、安全な走行を維持しています。
一方で、バイクを運転している際に気を付けるべき点として、路面状況に過度に意識を向けるあまり、無意識に視線が下に向いてしまうことが挙げられます。
常に前方を見る姿勢を保つために、意識的に視線を上に向けることも大切です。
安全な運転には、視線の向きも含めた総合的な注意が求められます。
交差点に進入するとき
交差点を直進する際には、以下の手順に従って進行することが重要です。
最初に、交差点に進入する前に、前方に背の高い車が存在しないかを確認します。
なぜなら、対向右折車がバイクを見落とす可能性があるため、特に大型の車両が前方にいないか注意が必要です。
ここで言う背の高い車とは、トラック、バス、アルファードなどのワゴン車のことを指します。
街中を観察すると、こうした背の高い車が多いことがわかります。
背の高い車の有無を確認したら、交差点に進入する前に、交差道路の左右から信号無視の車両が接近していないかを確認します。
右折や左折を行う場合には、前述した手順に加えて、歩行者や自転車が近づいていないかも確認します。
また、減速する前に、後続車が安全な距離を保っているかも確認しておきます。
交差点は文字通り様々な動きが交錯する場所であり、情報量が非常に多くなります。
そのため、細心の注意が必要です。
見落としてしまうと、事故に繋がる可能性が高まります。
事故を防ぐためには、適切な対応が求められます。
視界を確保するために速度を適切に落とし、必要な確認を行うことが大切です。
安全運転に努めましょう。
カーブに進入するとき
カーブに進入する際には、錯覚などの影響で正確な曲がり具合を捉えることが難しい場合があります。

特に夜間においては、この影響がより顕著に現れることがあります。
錯覚の影響を避けるためには、事前に標識や標示の情報を注意深く確認することが重要です。
そしてカーブに進入する際には、視線を適切にカーブに向けることが大切です。
街中のカーブや山道のカーブなど、状況によって異なる点は存在しますが、共通して注意すべきことがあります。
それは、カーブの曲がり具合を確認しつつも、路面の状況にも注意を払うことです。
具体的には、以下の点に留意してください。
- 見通しの確保: カーブ内にマンホールなどの障害物がないかを確認しましょう。
- 路面の状態: カーブ内に砂利などの障害物が落ちていないかを確認します。特に遠心力の影響でトラックの荷台から物が落下しやすいため、路面の状態を注視することが重要です。
さらに、カーブを曲がって進行する際には、次の点にも留意しましょう。
- 先の状況確認: カーブを曲がった先に渋滞などで車両が停止している場合があるため、適切な距離で先の状況を確認することが必要です。
- 追突事故への注意: 初心のライダーがカーブを曲がった先の車両に追突する事故が多発しています。このような事故を防ぐためにも、適切な速度でカーブを進行し、先の車両に注意を払うことが重要です。
以上の点に留意することで、カーブに安全に進入し、事故を防ぐことができるでしょう。
初心のライダーの皆さんも、これらの注意点を守って安全な走行を心掛けましょう。
さいごに
今回は、運転において重要なポイントに焦点を当て、主要なシーンである直進時、交差点進入時、カーブ進入時について解説いたしました。
実際の運転状況によっては、見るべき順番が変わることがありますが、特に運転初心者の方々にとって、この内容が有益な参考となれば幸いです。
初めての運転でも安全にスムーズに運転できるよう、アドバイスを提供してまいりました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき