バイクに乗りたいけど事故をしたことを考えると、怖くて乗れないと思っている人も多いのではないでしょうか?実は、わたしもその1人でした。
そんなわたしがバイクにハマって、指導員として指導する仕事までやってきたわけですが、なんとか24年間、無事故無違反でやってこれました。
今回は、わたしが常に念頭に置いていることについてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
大学の先生に聞いた話
20年前に聞いて印象に残っている心理学を研究されていた大学の先生の話があります。
バイクの免許を取ってはじめて路上を走行したときは、
ほとんどのライダーが『路上を走行することが怖い』と感じるという話を聞きました。
確かに自分が始めて路上を走行したときは、楽しさよりも怖さの方が強かったです。
先生は、その怖さをいつまでも忘れないでいると事故にあいにくいという話をしてくれました。
自分の運転が慣れていないことも怖さとしてあるわけですが、
他車の運転が信用できない怖さも感じることがあります。
しかし、バイクの運転に慣れてきて楽しさが上回ってしまうと、
最初に感じていた両方の怖さを忘れてしまい、
危険なことに自ら近づいてしまうことで事故の危険性が高まってしまうという話でした。
慣れてしまい初心の気持ちを忘れてしまうことが怖いです。
いつまでも怖さを忘れないことが大切だと思っています。
スピードコントロール
速度が遅ければ危険な場面が起こったとしても、なんとか対応できるものです。
その理由ですが、
わたしは指導員として四輪車とバイクの指導をしていましたが、
四輪車の路上教習ではたくさんの危険場面を体験してきました。
自転車が急に飛び出してきたり、バイクが前で急に転倒したり、信号無視の車とぶつかりそうになったり。。。
正直、色々ありました。
ただ、事故になったことは1度もありませんでした。
もちろん神経を高めてまわりをよく見ているわけですが、
対応できていたのは、
速度が遅いからです。
本当にこれに尽きます!
速度が遅いとブレーキをかけてすぐに止まることが出来ます。
ブレーキをかけても止まれないと判断した場合は、
助手席からハンドルを操作して回避行動を取りますが、
速度が遅い場合は、ほとんどの場合がブレーキを踏んで対応することが出来ていました。
この経験からプライベートの運転でも速度を上げるよりか、速度を落とすことの方が増えていきました。
その結果、速度が遅いとまわりもよく見えて、心の余裕も出来るのでいいことばかりです。
ツーリングでも景色を楽しみながら走ることができます。
さいごに
バイクに乗るときは、怖い気持ちを忘れてはいけないと強く思っています。
28年間、怖い気持ちを持って運転してきました。
怖いのなら乗らなければよいのでは?
と言われそうですが、完全に怖い思いを忘れてしまうのは、
自分自身の抑制が出来なくなり、どんどんエスカレートしていくことが怖いです。
怖さを上回る楽しさがバイクにはたくさんあるので、いままで乗ってきました。
幸いにして無事故、無違反を継続していますが、
わたしの念頭にあるのは、『怖さ』と『対応できる速度』です。
今後も、この二つを念頭に置いてもっとバイクを楽しみたいと思います。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき
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