自分が大型バイクに乗っていると誰からも見てもらえるだろう!という気持ちになります。
そう思う理由は、
大きなタンク、大きなタイヤ、マフラーから出る図太い排気音!
こんなに大きなバイクに乗っているのに、四輪車のドライバーや歩行者に気づかれないなんて考えられない!と思う大型二輪ライダーの方もおられるのではないでしょうか?
今回は、私が思うバイクが遠くに見られている理由をお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
ゼファー1100
わたしは中型二輪免許を限定解除して大型二輪免許を取ったときに、
カワサキのゼファー1100を購入しました。
ゼファー1100をはじめて見たときはあまりの大きさにとても驚きました。
大きなガソリンタンクの下からはみ出るゼファー1100のエンジンはとても迫力がありました。
ゼファー1100に乗ることで気持ちも大きくなり、『こんな大きなバイクが見落とされることなんてない!』と思い込むようになっていました。
友人の事故
ゼファー1100に乗りはじめて半年くらいが経ってバイクに慣れてきたときに、友人からバイク事故の報告を受けました。
事故の内容は、
友人が青信号で交差点を直進しているときに、対向の右折車が曲がってきて事故になってしまったのです。
いわゆる右直事故です。
友人の速度は60キロぐらいだったと言っていました。
ぶつかった衝撃で友人の身体が宙に飛んでいったために車に挟まれることはありませんでした。
しかも、身体が20メートルくらい地面をすべっていきましたが、
他の車やガードレールにぶつかることなく、命を落とすことはありませんでした。
ツナギを着ていたおかげもあって軽症で済みました。
本当に良かったです。
遠くにいると思った
右折をしてきた車のドライバーが友人に言った言葉は、『もっと遠くにいると思った』でした。
ドライバーバイクを見落としていたのではなく、
バイクはしっかり見えていたが、目測を誤っていたのです。
友人が乗っていたバイクはスズキのGSX-R750でした。
メーターを見ると300キロまで速度の数値が刻まれているモンスターマシンです。
モンスターマシンと言っても、知っている人にはわかることですが、
バイクのことを知らない人にとったら、パッと見ただけでは何が凄いのか?
まったくわかりません。
遠くから見ると
近くで見ると大きなバイクも道路上で100メートルも離れた場所から見ると小さく見えることがあります。
それは、バイクの周りに車なトラックがいることで、
大きさを比較されてしまうと大型バイクであっても、小さく見えてしまうのです。
わたしは友人の事故後から『遠くに見られているかも知れない!』と意識をしてバイクを運転しています。
事故防止のためのアクションは、対向車や横道から出て来ようとしている車を発見した場合、
アクセルを閉じてスピードを緩めるようにしています。
それでも過去に対向右折してくる四輪車とぶつかりそうになったことがあります。
かなり意識をしていても急に右折をされて、ドキッとすることがあります。
気を抜くことは出来ないですね。
さいごに
自分は大きなバイクに乗っている!
と思っていても、四輪車やトラックと比較されてしまうと小さく見られてしまうことがあります。
気をつけないと行けないことは、対向車のドライバーだけではなく、
免許を持っていない歩行者や、自転車からも小さく見られた結果、バイクが遠くにいると勘違いをされて、道路を横断されたりする危険性があります。
ライダーに取って大型バイクはその名の通り大きなバイクですが、
大型バイクが車やトラックと比較された結果、小さく見られることで『遠くにいる!』と思われることがある事に注意をしておく必要があると思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき