バイク免許取得!車の免許ありの場合は実技に集中できます
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わたしは教習所で指導員を20年間していました。わたしが勤務していた教習所ではバイク免許を取る方は、車の免許ありのいわゆる免許持ちの方が、とても多かったです。今回は、教習生の方から聞いたこと、わたしが勤務をしていて感じていたことをお伝えしたいと思います。バイク免許を考えている車の免許ありの方々の参考になりましたら幸いです。よろしければお付き合いください。

学科教習がない

車の免許を持っている場合は、バイク教習を受けるときは学科教習は免除になります。これは大きな点です。ただし、危険予測ディスカッションという学科教習を1時限だけ受けることになりますが、講義を聞く学科ではなくて、教習生数名と危険な場面などについて話し合いをする教習になります。バイク免許を取るときにバイク専用の学科を受けると思われていた方もいましたので、学科教習が免除と聞くと喜んでいましたね。ただ、技能教習の中で標識の意味や交通ルールについて質問をされたり、免許を持っているから知っているでしょうという形で教習が進んでいくことには注意が必要です。今なら検索すると簡単に確認することが出来ますので、不安な標識やルールについては事前に調べておくと、変な汗をかかずに済みます笑

予約管理がやりやすい

学科教習を受ける必要がないので、楽に予約管理が出来ます。教習を受けるにもルールがあって、バイク教習は1段階と2段階がありますが学科教習を受ける場合は、1段階の学科教習と技能教習がすべて終わらないと、2段階に進むことが出来ないようになっています。(おそらく全国の教習所のルールとなっています)つまり、1段階の学科教習をすべて受講していなかったら、1段階の技能教習が終わったからといっても、2段階の技能教習を受けることが出来ないようになっているのです。だから、技能教習だけであれば学科教習との兼ね合いも考えず、技能の予約をとることが出来るので、自分のスケジュールに合わせやすいメリットがあると思います。わたしが勤務していたときに、学科教習のスケジュールがなかなか合わずに会社や学校を休んで仕方なく学科教習を受けにこられていた方をたくさん見ました。とにかく学科教習がないことは、教習スケジュール調整がやりやすくなりますね。

学科試験がない

教習所では学科教習をすべて受講したら、効果測定というテストを受けて、合格をしないと卒業検定を受けることが出来ません。わたしが指導員をしていたときは、この効果測定がなかなか合格出来ずに、最後の教習が終わってから、卒業検定を受けるまで期間が空いてしまう方をたくさん見てきました。卒検を受けるときに前回バイクに乗ったのが、2週間前とかになってしまうとそれだけで緊張感が一気に高まってしまうと思います。なので、車免許ありの場合はこの効果測定のハードルがありませんので、教習がすべて終わったら、間隔を空けることなく卒業検定を受けることができるので、緊張感緩和と合格率にも影響すると思っています。実は、教習所を卒業してから試験場でバイク免許を交付してもらうときにも、車免許がある、なしで内容が変わってきます。それは、学科試験のある、なしです。教習所で学科教習を受けていた車免許なしの方は、試験場で学科試験を受けて合格しないと、バイク免許をもらうことが出来ません。これに対して、車免許がある場合は学科試験が免除になりますので試験場に行ったら、視力試験(適性試験)に合格すれば、バイク免許交付となります。所要時間は試験場によっても変わると思いますが、2~3時間で済みます。

さいごに

わたしが指導員をしているとき車免許ありでバイク教習を受けている方とお話をしているときに、『学科教習が免除になっているので技能教習に集中できるのが良い』という言葉を聞くことが多かったです。車免許があればバイク免許を取るときに、また学科教習を受けないといけないと勘違いしていた方もおられました。特に社会人の方で忙しくてスケジュール調整が難しい方にとっては、不確定要素となる教習所で受ける『効果測定』と、試験場で受ける『学科試験』がないことは、スケジュール調整をする上で大きなメリットとなるはずです。車の免許をお持ちでバイク免許取得を考えている方の参考になりましたら幸いです。最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき

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