一本橋が苦手だった方へ!低速でもふらつかなくなる4つのコツ
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わたしは教習所で指導員を20年間していました。

バイク教習の中では、色々な練習をしますが、特に一本橋を苦手としていた教習生の方が多かったことを、はっきりと覚えています。

だから、教習中に一本橋から落ちる場面をたくさん見ました。

落ちるだけなら良いのですが、無理にバランスを取り戻そうとして、転倒する方もおられました。

足にバイクのパーツが乗り掛かり手術と入院された方もおられました。

ただ、低速バランスは一本橋通過だけでなく、公道の渋滞で前車に追従して走行する場合や交差点を左折する場合に、自転車や歩行者を確認するときに有効です。

また、転倒すると最悪後ろの車にひかれる可能性もあります。

今回は、わたしが考える4つのコツをお伝えします。

よろしければお付き合いください。

速度調節

直角の道やクランクコースで教習生の方が、どのように速度調節をされているかを見ていると?アクセルのみ、クラッチのみで操作している方を見ることがありました。

アクセルのみでの速度調節は回し過ぎた時に暴走する可能性があるので危険です。

クラッチのみで速度調節をする場合は、半クラッチにつなげたときにエンストの危険性があります。

また、前輪ブレーキは効きが良すぎるので、バランスを崩す原因となります。

わたしがオススメするのは、アクセルとクラッチとリアブレーキを使って速度調節を行う方法です。これを使えば暴走も防げて、エンストも防止することができます。

具体的には、アクセルを少し回しながら半クラッチとリアブレーキを使って速度調節を行います。

最初は3つを意識して操作することが難しいですが、繰り返すことで必ず慣れていきます。

ハンドルを動かす

例えば、速度が40キロぐらいでカーブを曲がっていくときは、無理してハンドルを動かさなくてもセルフステアを使って曲がっていくことができますが、

低速になればなるほどバイクは左右どちらかに傾きやすくなります。

その時にハンドルを左右に小刻みに動かして、大きくバランスを崩す前に修正をしてあげることで、ふらつきを抑えることができます。

肩は動かさずに肘をつかうイメージです。

ニーグリップ

ひざでガソリンタンクをがっちりしめることで、車体が左右に大きくぶれることを防ぐことができます。

最初は少しふらついたときに足がタンクからはなれることが多く、

それが癖となってすぐにタンクから足を離してしまう人が多かったです。

ただ、ここを乗り越えないといつまでも上達しないので、足を開きそうになったときに意識して強固にひざを締めることで習慣がついていくので、

ここを諦めずに練習することで低速での二―グリップが必ず出来るようになります。

タイヤの空気圧

タイヤの空気が減っているとタイヤと地面の接地面積が増えることで、ハンドルを小刻みに動かすときに摩擦抵抗を受けることになります。

具体的には、摩擦抵抗を受けることで、バランスを崩しそうになって、ハンドルを素早く動かそうと思っても、タイミングがずれることでバランスの崩れを立て直すことができなかったり、

摩擦抵抗からくるタイヤの重さで、腕が疲れてしまい思ったタイミングで、ハンドルを動かすことが出来なくなる場合があります。

なので、ガソリンスタンドなどで空気を入れることをおすすめします。

実は、タイヤはゴムで出来ているので少しづつ空気が抜けてしまいます。

わたしはだいたい2週間ごとに空気を入れています。

さいごに

わたしは指導員の競技会に出るために、ほぼ毎日朝や昼休みの時間を利用して一本橋の練習をしていました。

練習していたときに感じたことが教習車によってタイヤの抵抗が違ったことですで。

この時にタイヤの空気圧はとても大切だと感じました。

わたしは最初から速度調節、ハンドル、二―グリップの3つを行うことは難しかったので、速度調節から行いました。

それから、ハンドルを左右にきる、最後にニーグリップ

1つずつクリアしていきました。

時間はかかりますが必ず上達します。

断言できます!

低速でふらつかなくなることで、渋滞時のトロトロ運転でも転倒の危険性を少なくすることが出来て、交差点を左折するときでも、猛スピードで近づいてくる自転車などを早く発見して安全に止まることで事故防止を図ることが出来ます。

また、この4つのコツを使うことで、低速のUターンも安全に行うことが出来るようになります。

最後までお読みいただきましてありがとうございました

今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき

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