今回は、バイクでカーブや交差点を曲がっている時にブレーキをかけて転倒をしたり、転倒しそうになって怖い思いをされた経験があるライダーの方に、また同じ思いをして欲しくない気持ちで記事を書きました。
わたしは教習所でバイク指導20年間の経験があり、もちろんバイクを趣味として普段よく運転をしています。
運もありますが、路上での無転倒歴は28年となりましたのでバイク運転についての自信はあります。
よろしければお付き合いください。
結論 リアブレーキだけでバイクを止める
早速、簡単に止める方法をお伝えしますとカーブや交差点を曲がっている時はリアブレーキだけを使ってバイクを止めることです。
その理由ですが、フロントブレーキは効きが良すぎるので掛け方が強くなってしまったときにバランスを崩しやすいからです。
バランスが崩れるだけなら良いのですが、最悪転倒してしまうこともあります。
バイクのブレーキ操作の基本はフロントブレーキとリアブレーキを同時に使うことですが、
速度が遅いときはリアブレーキだけでも十分バイクを止めることが出来ます。
速度が遅いときというのはライダーによって感覚は異なりますが、わたしは15キロ以下の速度の場合はほとんどリアブレーキだけでバイクを止めています。
右手に神経を使うことなく簡単にバイクを止めることができるので、本当におすすめです。
何百人も観てきた
実は教習所でバイク指導をしているときに、カーブや交差点を曲がっている際中にフロントブレーキを使ってバランスを崩してしまい転倒した教習生の方をたくさん見てきました。
20年間指導していた経験がありますが、大げさではなく500人以上の転倒を見てきたと思います。
転倒が原因でケガをしたり、自信を無くしてしまいバイクに乗ることが怖くなってしまった方もたくさんおられました。
自転車のくせ?
もちろん、カーブや交差点を曲がっているときにバイクを止める場合は、リアブレーキだけで十分に止まれることをあらかじめ伝えています。
しかし、自転車に乗っている『癖』からなのか?
予期せぬ場面が発生したときに右手が動いてしまい、フロントブレーキを『ぎゅっ!』と握ってしまい、そのままバイクが止まって支えきれずに、転倒してしまうのを目の前で見てきました。
だから、意識的に曲がっているときは『足だけ』、『足だけ』と念仏をとなえるように手を使わないように矯正する必要があります。
意識してやっていると必ず習慣としてできるようになりますので、右手が動きそうになることもあるとは思いますが、あきらめずにチャレンジしてみてください。
必ずできるようになります!
曲がる前の速度が重要
カーブや交差点を曲がっているときにブレーキは、リアブレーキだけを使うと散々お伝えしてきましたが、そもそも大切なことはカーブ、交差点に進入する前にしっかりと速度を落としておくことが大・大・大前提となります。
速度が速いとリアブレーキだけでは止まることが出来ず、結果としてフロントブレーキに手が伸びてしまいます。
状況にもよりますが交差点を曲がるときは10キロくらいまで速度をしっかり落としておく必要があります。
繰り返しになりますが、速度が速いとリアブレーキだけではバイクを止めることはできないので、必ず交差点やカーブに入る前に速度を落としておく必要があります。
さいごに
1度でも転倒したり、転倒しそうになった経験があると次も同じような事になってしまったらどうしょう?と不安に感じるものです。
わたしも免許取り立ての頃に転倒しそうになった経験があり、今でもその時の場面や場所まで覚えているくらい怖かった記憶として頭の中にハッキリと残っているぐらいです。
今回、お伝えさせていただいた『リアブレーキだけで止まる』ことを、是非お試しいただき効果を体感していただくことができれば、
カーブや交差点を曲がっている際中に、止まるべき場面があってもバランスを崩すことなく止まれることで、曲がっているときのブレーキに不安がなくなり、
それを繰り返すことで、必ず運転の自信にもつながります。
その結果として、バイクの運転が今より更に楽しく思えるようになることを断言します。
ぜひ!試してみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき