ツーリングをしていて踏切を通る機会はあると思います。通勤時にいつも踏切を通っている方も多いと思います。
MT車で踏切を通るときに変速についてのルールがあるのは、ご存じでしょうか?
今回は、MT車で踏切を通過するときのルールとその理由についてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
結論 変速せずに通過する
ご存じない方がたくさんおられるかも知れませんが、踏切を通過するときは『変速をしてはいけない』となっています。
その理由ですが、
変速時に操作ミスをするとエンストの危険性があるからです。
例えば、速度が足りていないのに2速に入れてエンストしたりとか、2速に入ったのに、勘違いをして3速に入れてしまい速度が足りずにエンストをしてしまう可能性があるわけです。
エンストをしてもすぐにエンジンがかかればよいのですが、運悪くエンジンがかからなくなってしまうと最悪列車との事故となり大事故になってしまいます。
すぐに機転をきかしてバイクを踏切の外へ押して出せば良いのですが、
パニックになっていると逆に気が動転して何をしたら良いか?わからなくなったりしてしまいます。
変速すると減点、エンストは即中止
ちなみにですが、試験場の一発試験や教習所の検定では踏切通過時に変速をすると減点になります。
また、減点よりも怖いことは踏切通過中にエンストをした場合は、危険行為となり即失格となり検定中止となってしまいます。
指導員をしていたときにこの説明をすると驚かれることが多かったです。
わたしは検定も担当していましたが、踏切通過時に変速をして減点をすることが、何度もありました。
レール部分は盛り上がっている
なかなか踏切のレールを凝視することはないので、知らない方が多いと思います。実は、踏切はレールのある部分が少し盛り上がっていることが多く、言い方を変えると坂道のように傾斜がついています。
傾斜がついているということは通過しているときに速度が失速しやすいので、
いつもの感じで1速から2速へ変速をしたときに2速としての速度が足りずにエンストをしてしまう危険性があります。
このような理由もあるので踏切上では変速をしないようにするべきです。
さいごに
今回はあまり知られていない?かも知れない踏切通過時の変速をしてはいけないというルールをお伝えしてきましたが、すぐにエンジンがかかったとしても踏切のレール上でエンストをしたら生きた心地がしないと思います。
エンジンをかけている間に遮断機が降りてきたりすると、おそらくパニックになってしまうと思います。
偉そうに書いていますが、わたしも踏切上でエンストをした経験がないので想像で書いています。
夢にも出てくるような怖い思いをしないためにも、踏切通過時は変速せずに通過するべきですね。
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今回の内容が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき