わたしは教習所で指導員を20年間やっていた経験があります。最初のバイク教習の時間に教習生さんから、『今日はバイクに乗らないですよね』とか『最初の時間は説明を聞くだけですよね』というご質問をいただくことが、意外と多かったです。
そこで、今回は最初のバイク実技教習の時間で、バイクに乗るか?乗らないか?に
ついてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
結論 最初の時間からバイクに乗る
早速、結論をお伝えしますと最初の時間からバイクに乗ります!『えっ!そうなんですか』と思われた方も多いと思います。
実は、大型二輪教習、普通二輪教習、小型二輪教習の車種やMTとATの車種も関係なく、最初の時間からバイクに乗ります。
実際には、車種により乗る時間に差はありますが、必ずどの車種でも最初の時間からバイクに乗ります。1番、驚かれていたのはいきなり大型二輪教習を申し込まれた教習生だったかも知れません。
バイクに乗ったことがないけど、技能教習の初日からいきなり大型バイクに乗るのですか?
とよく言われたことを覚えています。
いきなり乗らない
最初の時間からバイクに乗りますが、教習開始早々にいきなりバイクに乗ることはありませんので、ご安心ください。バイク教習の車種にもよりますが、教習開始後は指導員の説明や見本走行を20分くらいは見ることになります。
それから、バイクのセンタースタンドを立てて、バイクが倒れない状態で発進や停止と変速の練習をすることが多いです。
バイクに乗って走行する前にイメージトレーニングをするような形となります。
それから、センタースタンドを外して実際に走行することになりますので、車種にもよりますが最初の時間に20分~30分間はバイクに乗ることになります。
担当していたときの経験談
わたしが指導していたときのお話になります。
バイクに乗って走行するまでの時間配分は、四輪の免許をお持ちの場合でも初めてバイクに乗る場合は、説明などで25分、最初の時間にバイクに乗って走行していた時間は約25分くらいでした。
普通二輪免許をお持ちの大型二輪教習の場合で、説明が10分未満で走行時間は40分間くらいでした。
バイク経験の有る、無しで同じ最初のバイク教習の時間であっても、走行する時間差が発生することになります。
指導員の立場としては、事前の説明をしっかりとしておくことはもちろん大切なことですが、早くバイクに慣れてもらうためにバイクに乗って操作をしてもらう時間をできるだけ多く確保したいと思って指導をしていました。
事故防止を1番に考えたうえで、効率的に練習できる説明や使用コースを常に考えていました。
説明をたくさん聞いても、バイクの操作が上達することはありませんからね。
さいごに
最初の時間だからバイクには乗らないだろう!
と決めつけて最初のバイク教習にきた場合、いきなりバイクに乗ることをその場で知ることによって、心の準備が出来ずにドギマギすることになってしまいます。
もちろん、指導員の説明がありますし、バイクに乗っていきなり高度な練習をするわけではないので、対応することは可能だとは思いますが、
事前に最初の時間からバイクに乗ることを知っている方が、気持ちの準備も出来ますし、YouTubeやブログなどを通して、バイクの発進と停止の仕方やギアの変速などを確認しておくことが出来ます。
わたしは1つの教習所でしか勤務をしていませんでしたが、全国で統一されているバイク教習のカリキュラムがあります。
教習の最短時間や練習する内容は統一されていますので、今回お伝えさせていただいた、バイク教習の実技で最初の時間からバイクに乗ることは間違いはないと自負しています。
発進と停止の仕方や変速方法について、YouTubeでも情報発信をしていますので、よろしければ下記よりご視聴ください。
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今回の内容が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき