こんにちは。もとゆきです。バイク歴30年、指導員20年の経験があります。
10月、11月のいわゆる秋のバイクシーズンで事故に遭わないために気を付けたい3つのことについて、お伝えさせていただきます。
よろしければお付き合いください。
落ち葉
山だけではないですが、街中での走行も含めて、道路に落ちている落ち葉に気を付ける必要があります。
特に、峠道では雨や湧き水などが原因で濡れた落ち葉が道路上に落ちていることがあります。
この濡れた落ち葉が、とても危険です。
怖いワ。
簡単にタイヤがスリップして横滑りをしたり、バランスを崩して転倒する危険性があります。
ユーチューブでツーリング動画を見ていて、濡れた落ち葉が原因で転倒している場面を見たことがあります。
特に、気を付けたい場面は先が見えないカーブに進入したときに、濡れた落ち葉の上を通行したときに、スリップしてバランスを崩してしまうことです。
スリップをしない対策としては、バイクをほとんど傾けずに落ち葉の上を通行することです。
先が見えないカーブに進入するときは、カーブ進入前に速度を落とし、極力バイクを傾けないようにすることが大切です。
これが大切です!
ブレーキを使うことがないくらい速度を落としてカーブに進入したいですが、
ブレーキを使うとしたら、リアブレーキだけを使って速度調整を行うようにします。
カーブに入ってから速度を落とそうとしても、そう考えている間にスリップしてしまいます。
大切なことは、カーブ進入前にどれだけ速度を落とすことができているか?が重要な鍵だと感じています。
錯覚
10月になると暗くなるのが早くなりますよね。17時を過ぎると暗くなりはじめて、18時では真っ暗になってしまいます。
暗くなるのが早くなったワ。
暗くなることで周りが見えにくくなることは当然ですが、
カーブの曲がり具合などを見誤ってしまい、速度が速いままカーブに進入することで事故になってしまう危険があります。
何回も経験があります。。。
錯覚?になってしまうのか?
長いバイク経験の中で、夜間カーブ走行をしていて怖い思いをしたことが何度もあります。
カーブ進入前に見ていたカーブの曲がり具合と実際のカーブに違いがある場合です。
想像していたより、急カーブだったら誰でも焦りますよね。
錯覚とまでは言わないかも知れませんが、昼間よりも夜間の方がカーブで
想像していた道とのギャップを感じることが多いです。
もちろん暗いのでカーブの曲がり具合がよくわからないことは当たり前です。
それに加えて、バイクのヘッドライトは四輪車に比べると光量が暗いことが多いです。
そもそも四輪車はヘッドライトが2つありますが、バイクは1つしか付いていない方が多いです。
それと、ヘッドライトは正面を照らしてくれますが、カーブなど曲がった先を照らしてくれないので、どうしてもカーブ状況を知るのが遅れてくることになります。
※ 四輪車の場合は、コーナーリングライトやアクティブヘッドライトなどで
カーブ先を照らしてくれるライトが搭載されていることがあります。
身体が硬くなる?
10月は気温差が大きくなることがよくあります。
運動会のシーズンでもありますが、同じ10月でも開催日によって、熱中症になるくらいの暑さの日もあれば、肌寒くて上着が1枚必要になる場合もあります。
ツーリングなどで山道を走行するときには、急激に気温が下がる場合もあります。
わたし自身、何度も経験があります。
寒さに耐えきれずに雨具を着ることもよくあります。
山は天候や気温が急に変わる場合があるので、本当に注意が必要です。
寒いのは耐えられないワ。
寒いときにバイクを運転していると、身体がかたまってしまいます。
バイク運転中だけではなく、寒い冬の日で外を歩いているときでも身体がかたまることがありますよね。
身体が硬くなるとバイクの運転にどのような影響が発生するのか?
寒さを感じると上半身に力がかかるので、腕や肩に力が入り続けることでこりや疲労感につながります。
そうなると怖いのは、腕や肩の痛みやコリが気になってしまい、運転に集中できなくなることです。
反応が遅くなることでブレーキを掛けるのが遅くなる可能性があります。
それと、安全確認をするときにも影響が発生します。
身体が硬くなることで、首振り確認がやりにくくなる場合があります。
身体が動かしにくくなる場合は、確認を数回にわけて行ったり、バイクを完全に止めて確認するなどの方法が有効ですね。
さいごに
最近は9月でも猛暑日があるので、秋のバイクシーズンは10月からだと感じています。
夏は暑くてバイクに乗ることをためらっていたライダーさんも、10月に入って快適な気温の日が続くことによって、バイクに乗る回数も増えることが多いと感じています。
わたし自身も夏はバイクを控える日が多かったですが、涼しくなったことで乗る機会、回数が増えてきました。
快適にバイクを楽しむことができる季節に、怖い目にあったり、事故にあったりしては最悪ですよね。
今回、お伝えさせていただきました、落ち葉、錯覚(暗い道)、寒さによる身体への影響のリスクを知ったうえで秋バイクをお互いに楽しみたいですよね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき