バイク乗車前にしっかりと車体を支えきれず、バランスを崩してしまう場合の 対処法をお伝えします!
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バイク教習やバイク初心者の方で、バイク乗車前にバランスを崩して怖い思いをされている方へ、バイク歴30年、指導員20年の経験から、対処法をお伝えさせていただきます。

 

注意すべきポイントは3点あります。

それぞれ解説させていただきます。

 

参考になりましたら幸いです。

1、フロントブレーキをしっかり握る

まずは、両手でハンドルのグリップを握ります。それから、右手でフロントブレーキをしっかり握った状態にして、バイクをまっすぐに起こします。

 

この時に、バイクと身体が密着するようにします。

右腰でバイクを押して起こすようなイメージです。

 

この状態を保ったまま、サイドスタンドを左足で後方に払いましょう。

 

フロントブレーキをしっかり握る理由は、バイクを動かないようにするためです。

バイクが動いてしまうとバランスを崩す原因となります。

 

バイクにまたがってから、サイドスタンドを払っても良いのですが、

バランス感覚をつかむのであれば、サイドスタンドを払ってからバイクにまたがることをおすすめします。

 

教習生さんが焦ってバイクに乗ろうとしたときに、フロントブレーキを掛けていなくてバイクが動き出し、転倒してしまうところを見てきました。

どんな状況でも、焦らずに確実に操作をする習慣をつけていきたいですね。

2、ほんの少しだけ自分よりに傾ける

バランスが崩れないようにするために、サイドスタンドを払った状態でバイクをほんの少しだけ自分の方へ傾けるようにします。

 

このときに、バイクと身体は密着させた状態をキープしておきます。

こうすることで、バランスを崩したとしてもバイクが右側に倒れることを防止できます。

 

バイク指導をしていたとき、教習生さんがバイクに乗車しようとして、身体とバイクが完全に離れてしまい、腕力で引き戻すことも出来ず、バイクが右側に転倒する光景を見ることがありました。

 

あや

わたしも経験があるワ。

 

また、自分よりにバイクを傾けることは、

右側に倒れることを防止する以外に、バイクと身体を常に密着させておくことで、

安定感を得ることができます。

 

ほんの少しだけ自分寄りにバイクを傾け、身体でバイクを支えている感をつかむことが出来ればOKです。

 

逆にバイクを傾けすぎるとバイクの重さが強くかかってきて、支えることが大変になりますので、ほんの少しだけ自分側に傾けるだけで良いです。(重要なので繰り返しました。。)

3、目線は先に

意外と重視されていないかも知れませんが、バイク乗車前でも目線は大切です。いままでの経験から見ている部分によって、バランス感覚に差が出ると感じているからです。

 

例えば、目線が自分の靴が見えるくらい真下ばかりを見ていると、平行感覚に狂いが生じてしまい、バランスを崩す原因となってしまいます。

自転車に乗っていた経験がある方なら、想像して欲しいのですが、自転車に乗るときに、足元ばかりを見ていることはないと思います。

 

スタンドを払うときには、足元を見るかも知れませんが、

それ以外は、目線は自分の行く先、自転車で進みたい方向に自然と向けられているはずです。

 

バイク乗車前にも、同じように目線は上げた状態を意識してください。

これだけでも必ず安定感が増します。

 

もとゆき

目線は大切です。

 

ぜひ、試してみてください。

さいごに

今回は、バイク乗車前にバランスを崩さずにバイクに乗るポイントをお伝えさせていただきました。

 

〇フロントブレーキをかける

〇身体とバイクを密接させる(離れないようにする!)

〇目線を上げる

 

上記3つがポイントです。

 

バイク教習の転倒でよく見てきたことは、バイクに乗り降りするときの転倒でした。

バイク走行中の転倒もありましたが、圧倒的にバイク乗り降りするときが多かったです。

 

バイク教習開始時に転倒すると怖さのために、上手く運転することができなくなってしまいます。

バイク免許取得後では、教習所とは違う様々な環境下でバイクの乗車をすることがあります。

 

例えば、道路に少し傾斜がついている場所や強い風が吹いている場合など、教習所では、体験しなかったことが発生することになります。

そんなときも、今回お伝えさせていただいた3つのポイントを実践していただくことで、対処することが可能だと思っています。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき

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