バイク指導を20年していました。
その間、たくさんの教習生さんの教習を担当させてもらいました。
バイク免許は趣味性が、とても強く、四輪教習生さんと比べると受講意識が高い人が、とても多かった印象が強いです。
今回の記事は、バイク免許を取ることに苦労されている方に向けて書きました。
参考になる部分があれば幸いです。
あきらめなければバイク免許は取れる
最初に言いたいことは、あきらめなければバイク免許は必ず取れます!
20年の中で、技能教習が終わったあとにバイク免許を取ることができるのか?
相談を受けることが何度もありました。
特に、40代、50代のご年齢の方からの相談が多かったです。
相談を受けて決まって返答していた言葉は、『大丈夫、取れます』でした。
いつも自信を持ってお答えしていました。
わたしは『気持ちの持ち方』が、とても重要だと思っています。
なぜなら、バイクの操作は練習すればするほど確実に上手くなって行くことを見てきたからです。
教習の進み方は、もちろん個人差はあります。
20年の指導経験で自信を持って言えることは、『必ず!上達していく』 本当にこの言葉に尽きます。
わたし自身が自信を持ってアドバイスしてきた結果、多くの方が途中であきらめることなく、バイク免許を取得されていきました。
悩む時期
教習が始まったときは、誰もがバイク免許取得を目指して、指導員の説明に耳を傾け、説明通りに操作しよう!と懸命に頑張る姿を見てきました。
そのまま、最後まで大きな問題なく終えることが出来ればよいのですが、誰でも大小の壁に阻まれることがあります。
個人差があるので、一概に言えませんが一本橋で悩まれる姿を見ることが多かったです。
この一本橋については、年齢関係なく悩まれている多くの方を見てきました。
幅が30センチしかない道を落ちないように15メートルも走行する必要があるのですから、難しくて当然だと思います。
ところが他の人を見ると簡単に操作が出来ているように見えてしまい、自分だけが出来ていないんだ。。。
と思い込んでしまう方も多かったです。
話をしているときの会話の中でよく聞きました。。。
簡単に操作ができている教官顔負けの方も、極々、まれにおられますが、そのような方は、試験場の一発試験を受けることが多いので、教習所では本当に見かけることは少なかったです。
誰でも悩みがあります。
自分だけと思わないで欲しいです。
自信を持って欲しい
わたしも逆の立場になると人のことが言えなくなるかも知れませんが、お悩みを聞いた方の運転を見てみると、上手に運転されている方が多かったです。
お話を聞いているときには、まったく運転に自信がないと言われるので、運転を見させてもらうとお話と違うことが多かったです。
性格の問題で『出来ている』にも個人差がありますが、誰にでも言えることですが、完全にミスせずに運転することなんて、
できません!
実は、指導員でも見本走行で一本橋から落ちたり、クランクのパイロンに当たってしまうことがあります。
恥ずかしながら、わたしもありましたよ。
他人と比較したり、理想を高く持ち過ぎている人が多いと思います。
『出来ていますよ』と本心でお伝えしても、なかなか信用してくれませんでした。
バイクの運転に限らずですが、自信を持って行動するのと、自信なく行動するのとでは、行動する前から結果に差が生まれてくると強く感じています。
さすが、まったく練習もしていないのに、根拠のない自信を持つことは危険ですが、
バイク教習でお悩みがある方は、たくさん練習してきた方が大半です。
自信を持って教習に望みましょう!
さいごに
あきらめなければバイク免許は取れます。
20年の指導員経験の中で、多くの方に言ってきた言葉です。
実際、あきらめずにバイク免許を取ることが出来たことを知っているから、
自信を持って言えることができます。
バイクはバランスが必要な乗り物なので、想像以上に難しく感じることがあります。
このギャップが『バイク免許無理かも』と思わせている部分もあります。
しかし、練習を繰り返すことで確実に上達していきます。
自分自身では、変化の違いに気づきにくいかも知れませんが、指導員として見たときには、小さな変化にも気づくことができました。
だから、教習生さんへ具体的に変化している部分をお伝えして、『あきらめたら勿体ない』ことをお伝えしていました。
今回の内容が、現在、バイク免許でお悩みの方、これからバイク免許取得をお考えの方の参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき