スラロームはただ安全に通過するだけでなく、速さも求められる課題です。具体的には、大型二輪は7秒以内、普通二輪は8秒以内に通過すると課題のタイムクリアとなります。速さを求めるあまり、アクセルワークが乱れるとパイロンに当たってしまい、即試験中止となってしまいます。ここでは、20年のバイク指導経験からスラロームのコツをお伝えします。
バイクスラロームのギアは何速?大型二輪でも2速が良い
バイクスラロームにおいて、適切なギア選択は重要です。
大型二輪バイク、普通二輪バイクでも、2速が最適な選択肢です。
なぜなら、1速ではアクセル操作が難しく、エンジンブレーキが強すぎるためです。
1速だとアクセル操作が難しい
1速ではアクセルを操作する際に非常に敏感であり、微妙なアクセルワークが求められます。特にスラロームのような狭いコースでは、アクセルの使い方がタイムに大きく影響します。車種関係なく『2速』にしておきましょう。
1速だとエンジンブレーキが強すぎる
エンジンブレーキは1速では特に強力です。スラロームでは、エンジンブレーキが過度に効いてしまうと、スムーズな走行が難しくなります。
アクセルワークが極度に難しくなります。
また、制御できずに暴走する危険性もあります。
くどいようですが、『2速』で通過するようにしましょう。
バイクスラロームでのクラッチはつないでおく
スラローム走行中、クラッチをつないでおくことで、スムーズな速度調整が可能です。クラッチを切ることなく、アクセルとブレーキを使いながらスラロームを攻略しましょう。スラロームでの速度調整はアクセルワークとリアブレーキで調整しましょう。
半クラッチの方が難しい
半クラッチは、クラッチを少し切った状態で走行するテクニックです。左手にも意識を集中させる必要があるため、意識することが増えてしまうので、逆に初心者には難しい技術になります。
バイクスラロームのタイムが上がる3つのコツ
目線は出口を見る
スラロームを走る際、目線は常にコースの出口を見るようにしましょう。その上で、パイロンとパイロンの真ん中をバイクの前輪タイヤを通過させるイメージを持つようにしてください。
上半身は動かさない
バイクスラロームでは、上半身を安定させて走行することが重要です。無駄な動きを避け、バランスを保ちましょう。
アクセルワークとリアブレーキを使う
アクセルワークとリアブレーキの組み合わせで、スラロームのタイムを向上させることができます。適切なタイミングでアクセルを開け、ブレーキを使いながらコースを攻略しましょう。
まとめ スラロームのコツを意識して安全にタイム向上を目指す
スラローム走行において、ギア選択とクラッチの使い方を工夫することで、安全かつ効果的にタイムを向上させることができます。練習を重ねて、スキルを高めていきましょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき