昔、大型二輪車のプライドが邪魔をして安全な運転ができなくなる状況に遭遇したことがありました。
今回は、この経験についてお伝えしたいと思います。
おおむね1分間くらいの内容です。
よろしければお付き合いください。
限定解除
20数年前は大型二輪の免許を取るには教習所で取ることはできず、 運転免許試験場で二輪の限定を解除しなければなりませんでした。
私は無謀にも練習もせずに一回目の試験を受けました。
バイクはホンダVFR750でした。
その時の愛車はスティード400のアメリカンに乗っていたので、 VFRに座った瞬間から頭の中が???です。
結果は発進して最初にUターンをしたところで無線機から「戻ってきてください」とのコールがありました。
すぐに不合格です。
流石に練習をしなければいけないと思い、教習所で練習しました。
練習を2時間行い、再チャレンジした結果、なんと!完走することができました。
まさかの2回目で合格なのかと期待していましたが、バイクに乗れていないと言われて不合格となりました。
「バイクに乗れていない!」という言葉のおかげで3回目は思いきった走行ができました。
無事に合格することができました。
いつも試験場の待合室にいた方は20回以上も試験を受けていました。
本当に限定解除が難しい時代だったので、3回で合格したことはラッキーでした。
プライド
限定解除をしたことを周りの人たちに知られると称賛ばかりされました。
これが勘違いを生むことになりました。
限定解除をして購入したバイクはカワサキのゼファー1100です。
エンジンが車体からはみ出るぐらいの迫力です。
当時、レプリカブームからネイキッドブームに移り変わろうとしていた時代です。
ゼファー400、XJR400、CB400SFに乗っているライダーがとても多かったです。
当時は限定免許のライダーからするとリッターバイクは憧れのバイクでした。
バイク屋さんで駐車していると自分のバイクの周りに人がいたことが何度もありました。
いつしか大型二輪に乗っていることは凄いことだと勘違いするようになりました。
信号待ちで横に中型バイクと並んだときには負けるわけにはいかない!と今思えばよく分からない考えでバイクに乗っていました。
当然、無理をして走行するわけで危ない場面に遭遇することが増えました。
今思えば肩に力を入れて運転していたような気がします。
考え方が変わったのはGSX-R1100に乗っていた知人が事故にあったことやよく面倒を見てくれていた先輩の交通事故死から考えが変わりました。
そのまま運転していたら変なプライドで事故にあっていたと思います。
今思えば本当に恥ずかしい話ですが、その当時は変なプライドがありました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき