
今考えると70台でのツーリングはなかなか見たことがないなぁと思います。
指導員時代に卒業生の方に声掛けをして、ツーリングに行ったときの思い出話と苦労話をしたいと思います。
ご興味がございましたらお付き合いください。
グループ分け
さすがに70台列を連ねて走行することは出来ませんので、10台1グループに分けて走行をしました。
事前に参加する卒業生の方に申込み書内にある経験歴とバイクに乗る頻度などを聞きとりした上で、グループの編成を行いました。
このグループ編成作業が、とても大変でしたが事故防止を考える上でとても重要でした。
特に免許を取得したばかりの初心者の方のケアをどうするか?苦慮しました。
最初は、初心者の方は参加条件に入れないでおこうという意見もありましたが、実際の道路でバイクの楽しさや注意点を伝えることが重要という、参加指導員の意見で制限を設けることはありませんでした。
ちどり走行
多くの台数で走行する注意点として、列を短くするためのちどり走行について説明をしました。
ベテランライダーの方は言葉を聞くだけでわかってくれますが、 初心ライダーの方はちどり??という感じで説明を聞いています。
そこで、実際にバイクを並べて1列だと列が長くなるので、バイクが左右に分かれると列が短くなり、先頭を走行するライダーがグループの状態が把握しやすいことを伝えました。
すると、初心ライダーの方からははじめて知りましたというお言葉をいただきました。
後は、赤信号で離れてしまった場合の対応も、無理してついて行くのではなく最後日のライダーが先頭にまわるので、安心してくださいなどを伝えた上で、はっしんかしました。
70台は圧巻
他車の交通に迷惑が掛かることを想定して、10分おきに7つのグループを出発させました。
信号待ちのタイミングで、2つのグループがつながって20台になったりすることはありました。
その場合も、安全な場所で停止をして間隔を開けるようにしていました。
目的地の場所で70台のバイクを見たときは圧巻でしたね。
全員で集合写真を撮りましたが、流石にバイクを並べることは出来ず、ライダーだけが集まって撮りました。
四輪車も同行
流石に70台も走行すれば、故障やトラブルなども想定されます。
パンクしているのでは?と思われるバイクを発見して確認をしたら、ただ空気圧が低いだけでしたが、持ち主の卒業生にいつ空気を入れましたか?と聞くて
いつ空気をいれたか?覚えていないと言われました。これについても点検の重要性を直接伝えることが出来て、ご本人さんも納得することができたので良かったです。
四輪車に工具や転倒したときのための、応急セットも用意していました。
幸い大きなトラブルや事故もなく帰ってくることが出来ました。
さいごに
これだけの多くの台数で走行することは、もう経験することはないような気がします。
できればフォロワーさんと一緒に走りたい願望はあります。
最初のグループ分けなどの準備がとても大切だと感じました。
また、トラブルなどを想定しての四輪車の準備をすることも同じくです。
70台のバイクは花のようにとても綺麗でした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき
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