いつの間にか梅雨入りをして、ジメジメする季節になってしまいました。
雨が降っているときはバイクに乗らない方もおられると思いますが、
不意に雨に降られて、止む無く雨の中運転することもあると思います。
今回は梅雨の時期の運転で気をつけたいことについて、お伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
前後の車間に注意
雨天時は路面が濡れているため、ブレーキをかけても停止しにくくなります。
そのため、通常よりも車間距離を確保することが重要です。
この点は、多くのライダーが認識している重要なポイントです。
留意すべきなのは、後続車が通常よりも十分な車間距離を保っているかどうかです。
自分自身が前方の車と適切な車間距離を保っていても、後続車が不十分な距離で迫ってくることは意義がありません。
このような事態に備えて以下の対策を考えましょう。
- 後続車の確認: ミラーを使用して後続車の存在を確認し、車間距離の推定を行います。これによって後続車のアプローチを予測できます。
- 注意深いブレーキ操作: 近づいている後続車を察知した場合、急激なブレーキ操作は避けるようにしましょう。急ブレーキは後続車に安全な反応時間を与えない可能性があります。
- 早めのブレーキランプ点灯: ブレーキをかける際には早めにブレーキランプを点灯させることで、後続車に対して「減速中」という合図を送ります。これによって後続車も適切な距離を保つことが期待できます。
- 車線変更の検討: 後続車が十分な車間距離を保っていない場合、車線変更を検討することも一つの手段です。他の車線に移動することで、後続車との距離を確保できます。
雨天時のライディングでは、周囲の車両との安全な距離の確保が特に重要です。
これらの対策を講じることで、より安全な走行が実現できるでしょう。
道路の渋滞
雨が降ると四輪車に乗る人が増えるため、度々渋滞が発生することがよくあります。
特に月曜日や金曜日の雨の日は、ほぼ確実に渋滞が発生します。
これは、月曜日や金曜日が週の始まりと終わりであり、通勤や通学に加えて、買い物や予定も重なるため、本来から交通量が多い日であるためです。
これに雨が重なると、交通事情はさらに悪化します。
渋滞に巻き込まれると、通常は冷静な人でさえも、まるで別人のような運転をすることがあります。
人々の振る舞いは状況に影響を受けることがあるのです。
抜け道を見つけて狭い道を非常に速い速度で走ったり、信号が完全に赤の状態でも、アクセルを強く踏んで突っ込んでいくことさえあります。
そういった車やバイクの運転を冷静に判断できるように、自身も時間に余裕を持つことが重要です。
時間に追われている人々が同じ道路を使う場合、危険が高まります。
歩行者が急いでいるビジネスマン同士が衝突しそうな状況を遭遇することもありますが、これも同じ原則です。
私は毎晩、翌日の天気予報を必ず確認し、雨が降るならば早起きできるように目覚ましをセットするようにしています。
カビ対策
梅雨のジメジメした季節は、運転の注意喚起だけでなく、他にも注意が必要です。
その中でも特に意識したいのは、カビ対策です。
雨の降った日に運転をした後には、バイクのメンテナンスだけでなく、装備品にも気を配る必要があります。
例えば、カッパやグローブ、ヘルメットの内側もきちんと乾燥させておかないと、湿気のためにカビが発生することがあります。
雨の日のバイク運転から帰宅した際には、疲れていてもそのままカッパなどの装備品を放置してしまうと、湿度の影響で次第にカビが生えてきてしまう可能性があります。
疲れているときでも、カッパやグローブ、ヘルメットの内装を丁寧に乾かし、清潔な状態を保つことは重要です。
これにより、装備品が快適に使えるだけでなく、長く愛用することができます。
安全運転だけでなく、バイクのメンテナンスも含めて、梅雨の季節もしっかりと準備して乗り越えましょう。
さいごに
梅雨の運転は湿気が多く、気分がすっきりしないばかりか、道路が渋滞しやすいため、事故に対する注意も怠れません。
濡れたカッパやグローブの扱いにも気を使わなければならず、梅雨のシーズンは慎重さが要求される時期と言えるでしょう。
心地よく走りたいと願うのは、早く梅雨が明けたいからこそですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき