バイクの暖気運転をするべきか?しなくて良いのか?議論されていることがあります。
今回は、わたしが思っている暖気運転の必要性の有無についてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
いきなりですが!
いきなり結論になりますが、わたしは暖気運転は必要だと考えていて、いつも実践しています。わたしの考える暖気運転はエンジンを温めるだけではないです。サスペンション、タイヤ、ライダーの身体を温めることも暖気運転だと考えていま す。
それぞれの詳細をお伝えしていきます。
エンジンの暖気
燃料を供給するシステムがインジェクションかキャブレターか?で暖気の必要性は変わらないと考えています。それは、エンジン内部の冷えたオイルを温めながらエンジン内に循環させた方がエンジン内部を傷めにくいと考えるからです。インジェクションの場合は、気温が低い冬でもエンジンをかけてからエンストもせずに走りだすことが出来ますが、わたしはエンジンに負担がかかっているような気がしてなりません。環境のことも考えて長々とエンジンを暖気する必要はないと考えますが、冬にエンジンをかけてエンジンの回転数が通常の位置に落ち着くまでは、発進せずに待っておいた方がよいと考えています。
現行車ではキャブ車は販売されていませんが、キャブ車については、暖気をしないで発進しようとするエンストをしてしまうので暖気をすることが必須となります。
サスペンション・タイヤの暖気
サスペンションの中にもオイルがあるので、冷えている時はオイルが固まっています。固まっているオイルを徐々に温めていくイメージを持って乗りはじめはサスペンションを急激に作動させないように意識をしていまます。具体的には、前車との車間距離を広くとるようにして急ブレーキをかけなくてよい状況を作り、減速時には緩やかなブレーキ操作でサスペンションを動かし、サスペンション内を温めるようにしています。タイヤについては、ゴムなので冷えているときは硬くなってしまいます。わたしはサスペンションと同じように走行しながらタイヤを温めてあげるようにしています。具体的には、わたしの場合は季節関係なく走行後10分間は、交差点やカーブを曲がるときにバイクをあまり傾けないないようにしています。昨年12月の冷え込んだ朝7時くらいに、会社の後輩くんが通勤のためにCB400SFで自宅を出発して1つ目の交差点を左折するときに、左に転倒しました。話をしてよく聞いてみると、急いでいてエンジンをかけてすぐに出発をしたそうです。勢いよくバイクを傾けたら転倒したと言っていました。交差点までは30秒くらいで自宅から到達するとのことでした。バイクが故障している様子もなかったので、おそらくタイヤが温まっていないのに、傾けすぎた事が転倒の原因ではないかと考えられます。
身体の暖気
バイク免許をお持ちの方は、教習所でバイクの教習をしていたときにバイクに乗る前に準備体操をしていたと思います。『そんなことしていたかな?』と忘れられたかも知れませんが、多くの教習所でケガ防止のために時間の短長はあると思いますが準備体操をしています。指導員をしていた時には、教習開始前に『準備体操をしましょう!』と教習生の方に声掛けをして準備体操をしていました。当時はギリギリ『体操のお兄さん』で通すことが出来ていました笑その時の習慣もありますが身体を温める大切さを知ることが出来ていたので、今もエンジンの暖気をしている間に準備体操をして身体を温めるようにしています。
さいごに
バイクの暖気運転と聞くと、エンジンを温めることを連想される方も多いと思いますが、わたしは、エンジン、サス、タイヤ、ライダーの身体を温めることが暖気運転だと考えています。事故防止とケガ防止、それと気持ちよくバイクを運転するために今後も継続していきます。今回の内容が参考になりましたら幸いです。最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき
よろしければ動画もどうぞ!です。