今回は、わたしが教習所でバイクの指導員をしていたときに、意外と見ることがあったバイク(教習車)の転倒についてお伝えしたいと思います。
教習に通っている方やこれから通う予定がある方の参考になりましたら幸いです。
よろしければお付き合いください。
どんな転倒だったか?
バイクから降りた後に無人のバイクが転倒することがありました。これだけを聞くと『心霊現象か?』と思われるかも知れません。
その原因は、教習生の方が教習車のサイドスタンドを出したときに、サイドスタンドの出し方が中途半端になっていて、
バイクの重さを支えきれずにサイドスタンドが外れてしまい、勝手に戻ってしまうことが転倒の原因でした。
無人のバイクが大きな音を立てて勝手に転倒するので、誰もが驚いたこととバイクが倒れる音はとても心臓に悪いです・・・
焦っていると危ない
教習をしているときだけに限らずの話だと思いますが、急いでいる、焦っているときに転倒することが多かったです。
よくあったケースは、教習生の方にバイクから降りてもらい指導員が講評をするために、
集合してもらうときに自分だけ遅れてはいけない!と焦ってしまいサイドスタンドの掛け方が中途半端になってしまっていることがありました。
これについては、バイク免許取得後でもバイク通勤をしているときに、
例えば、朝コンビニで買い物をしないといけないと焦っているときでも同様の危険が発生する場合があります。
ツーリングでもマスツーをしていてバイクから降りて、直接何かを伝えたいときに、焦っていると同様の危険が発生することがあります。
やっぱり!焦っていると普段出来ていることが出来なくなるかも知れないので、ゆとりを持つことは大切ですよね。
転倒防止策
転倒防止策については、焦らないことが1番ですが、それとは別にやっておきたいことはサイドスタンドを必ず3、4回蹴るということを習慣化することだと思います。
毎回、3、4回のサイドスタンド蹴りだし確認後にバイクから離れる操作をくり返していると、焦っていても1、2回の蹴りだけでは不安になってしまうものです。
これが習慣化することで、サイドスタンドを中途半端に出す確率をかなり下げることが出来きます!
実際、わたしもサイドスタンドの蹴りだしは毎回3回は行っていて、いままでに転倒させたことはありません。
書いた通り1回の蹴りだしだけでは不安を感じるので、ほぼ無意識に3回の蹴りだしを行うようになりました。
別記事で夏場にバイクを駐車するときの注意点もありますので、よろしければこちらもご参考ください。
さいごに
バイクに乗っていないときに勝手にバイクが倒れるのは、本当に心臓に悪いですし、駐車場などで発生した場合、隣のバイクにぶつかったり、人を傷つけてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
悲惨な転倒を防止するため、サンドスタンドを確実に出ていることを3、4回蹴って確認する習慣をつけることをオススメします。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。もとゆき