普通二輪免許を取ったときに、いつかは大型二輪免許を取りたい!と考える方は、多いのではないでしょうか?
わたしは教習所で指導員を20年間やってしましたが、普通二輪教習を受けていた教習生が卒業されるときに、『また、大型二輪免許で来ます!』という言葉を聞くことが本当に多かったです。
今回は、普通二輪免許を取って、大型二輪免許の取得を考えている方へ、大型二輪免許を取得するタイミングについて、お伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
結論 間隔を空けずに大型二輪免許を取る
早速、結論になりますが間隔を空けずに大型二輪免許を取得した方が絶対によいです。
いつかは大型二輪免許を取りたいけど、普通二輪免許を取ったばかりだから、250㏄や400㏄のバイクを買ってそのバイクに慣れてから大型二輪免許を取れば良いと思われている方が多いと思います。
指導員をしていたときに、教習生さんから聞くことが多かったです。
実は、間隔を空けずに大型二輪免許取得をおススメするメリットが3つありますので、順番にお伝えしていきます。
①期間が空くと自己流の癖がついてしまう。
不思議なものですが、教習所を卒業して1年しか経っていなくても、操作上の色々なくせがついてしまいます。
特に多かったのは、以下の3つです。
2、ステップ上の足先の向きが外側に開くため、二―グリップが甘い
3、交差点を曲がる速度が速い
1度ついたくせを取ることは本当に大変です。
苦労されていた大型二輪の教習生さんを本当にたくさん見てきました。
バイクの操作以外に、普段の生活の中でもくせは色々とあると思います。
腕をくむ 指をならす 髪の毛をさわる 鼻をさわるなどなど
これらのくせに思い当たる方もおられると思いますが、なかなか直すことは難しいのではないでしょうか?
だから、くせがつく前に大型二輪免許を取る方が良いと思っています!
②検定コースがほぼ同じ
教習所が同じ場合は、普通二輪の検定コースと大型二輪の検定コースの順路がよく似てい ることが多いので、大型二輪の検定コースを覚えることがとても楽になります。
わたしが勤務していた教習所では、普通二輪の検定コースに大型二輪の課題である波状路コースだけを追加しただけでした。
普通二輪の検定コースを覚えていたら大型二輪の検定コースを覚える必要は、ほぼ、なし!に等しいと言っても過言ではありませんでした。
おそらくですが、どこの教習所でも普通二輪と大型二輪の検定コースがほとんど同じである場合が多いと思います。
卒業された教習所の大型二輪の検定コースを、ぜひ、確認してみてください。
➂質問しやすい
3つ目の理由は絶対とは断言できませんが、続けて教習所に通うことで指導員が覚えてくれていることがあるので、指導員から声掛けしてくれることがあります。
わたしも続けて通ってくれた教習生さんによく声掛けをしていました。
指導員との距離が近くなり、コミュニケーションが取りやすくなるので、指導員に気軽に質問をすることが出来ます。
指導員が教習生さんの苦手箇所を覚えてくれていることがあるので、より的確なアドバイスをもらうことが出来ます。
このメリットは教習を進めるうえでとても大きいです!
さいごに
いつかは大型二輪免許を取りたい!という気持ちがあれば、続けて教習所に通うことを強くおすすめします。
いつか取るつもりなら、1番、楽な方法で取る方が良いと思っています。
期間が空いて検定コースを覚えなおすことも大変ですが、それ以上に1度ついてしまったくせを取ることは本当に大変です。
くせが原因で苦労している教習生さんをたくさん見てきました。
教習を受けるのに苦労したいと思っているライダーはいないですよね。
ぜひ!ご検討ください。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき