
ベテランライダーの方は50キロや60キロからの速度でもブレーキを上手にかけられていて、ブレーキ操作に不安を感じていることはないと思っています。ただ、自分がブレーキをしているときの姿を見たことが有る方は意外と少ないのではないでしょうか?わたしはバイク指導員になるため、自主練習をしていたときに、先輩が声掛けをしてくれて、60キロからのブレーキングを撮影してもらうことがありました。10年くらいはバイクに乗っていたので、正直、ブレーキには自信がありました。上手にブレーキかけたつもりだったが、撮影してくれた映像を見てショックをうけました。それは、身体が前のめりになっている姿勢で、正直カッコ悪いと思った。しかも、不安定な止まり方をしていた。それがキッカケとなり、試行錯誤して今回お伝えさせていただくかっこよく見え るブレーキングのコツをつかむことができました。よろしければお付き合いください。
お尻を後ろにずらす
早速、ブレーキング時の方法をお伝えします。その方法とは、50、60キロからのブレーキ時にお尻を後方にずらすだけです。かっこよく見える理由として、
前のめりになっていると目線が近いように見えてしまいます。2、前のめりにならないことで、安定感があって見た目がかっこよい
しかも、後輪タイヤの浮き上がりを防ぐ効果があります。
(タイヤの回転が止まることの防止)
多くの方は、からだが前のめりにならないように二―グリップを強めていると思いますが、それにプラスαすることでかっこよく見えるようになります。
前のめりにならないことで、実は安全性も向上することができます。
指導員試験に合格
バイクの指導員になるためには、いくつかの試験があります。
下記、参考記事になります。
その中に、バイクの実技試験があります。これは、バイク免許を取るときに最後に行う卒業検定と同じ課題が入っているコースを試験場で走行することになります。
この試験の中で、急制動の課題があります。内容は卒業検定を同じで速度は40キロ、ブレーキ開始位置からブレーキをかけて11m以内(雨は14m)に止まることが出来れば課題クリアとなります。たくさんの教習所から受験のために、試験場に来ています。もちろん順番待ちがあるので、待っている間に先に受験されている方の走行を見ることになります。
たまたまなのか?
雨も降ってなく、路面も乾いているいわゆるグッドコンディションなのに、急制動の課題で、後輪タイヤをロックさせたり、フロントブレーキをかけすぎてバランスを崩したりする姿を見ました。その姿を見たことで緊張感が一気に高まりましたが、練習でやってきた通りブレーキをかける前にお尻を後ろにずらすことを意識して、ブレーキングをした結果、見事にタイヤロックもさせずに11m以内で止まることができました。その姿を見ていた同僚も綺麗なブレーキングの姿勢だったと褒めてくれました。結果として、1回でバイクの指導員になるための試験に合格することが出来ました。
さいごに
ベテランライダーの方は50キロや60キロからの速度でもブレーキを上手にかけられていて、ブレーキ操作に不安を感じていることはないと思っています。ただ、自分がブレーキをしているときの姿を見たことが有る方は少ないのではないでしょうか?今回、お伝えさせていただいたブレーキの掛け方を行うことで、『かっこ良さ』も加えることができると思っています。よろしければ1度お試しください。最後までお読みいただきありがとうございました。今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆきよろしければ動画もどうぞ!