
バイクのメンテナンスが必要なのはわかってるけど、たくさん項目が有りすぎて
どこが重要なのか?わからないと疑問に思われているバイク初心者の方もおられると思います。
その結果、何もメンテナンスをしないとなってしまうことが1番よくない事だと思っています。
バイク経験30年、指導員20年の経験から、アドバイスさせていただきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
結論 タイヤのメンテナンス
メンテナンスでしておきたいことは『タイヤ』です。
これにはもちろん、理由があります。
それは、タイヤだけが地面に設置している唯一のパーツだからです。
確かに!
タイヤに異変があったときには、バイクの走行やバランスに大きな影響が発生します。
状況によっては、いきなりバイクが転倒して大事故になる可能性もあるので、タイヤのトラブルはとても恐ろしいです。
同じバイクでもタイヤの空気量が違うだけで乗り心地やカーブを曲がるときの
感覚が簡単に変わってしまいます。
すぐにパンクしない?
タイヤのメンテナンスをしておきたいとお伝えしましたが、
実は、ほとんどのバイクタイヤはくぎやネジが刺さっても、すぐに空気が抜けることはありません。
そうなの?
バイク用タイヤの多くはチューブレスタイヤといって、タイヤの中が真空になっていて自転車のようなチューブが入っていません。
このチューブレスタイヤの大きなメリットは、くぎやネジがタイヤに刺さったとしても空気が抜けにくい点です。
少しづつ空気が抜けていくイメージです。
もちろんチューブレスタイヤでも、刺さり方や大きな物であればいきなり空気が抜けることもありますが、多くの場合はくぎやネジが刺さったとしても走行することが出来ます。
そうなんです!
だから、くぎやネジが刺さっていることを早く発見できれば、パンクする前に修理することが出来るのです。
ツーリング先でのトラブル
くぎやネジが刺さっても走行することが出来るのは、大きなメリットですが、
逆に注意をしないといけないことがあります。
何なの?
それは、ツーリングに行く前にくぎやネジがタイヤに刺さっていないかを確認しておくことです。
先程、お伝えさせていただいた通り、すぐにタイヤの空気は抜けませんが少しづつ空気が漏れていくことになります。
それを知らずにツーリング先で完全にパンクをしてしまったら最悪です。
バイク30年の経験で実際にツーリング最中に知人のパンクで走行することができなくなったことが2回ありました。
朝は何事もなくツーリングに出発をして、目的までの道を楽しみ、
みんなでお昼ごはんのお肉を食べて、食後のコーヒーでバイク談義に花を咲かせて
楽しい時間を過ごしたのも、束の間、知人がバイクに乗ったらいつもと違うことに気づき、
タイヤを見たら明らかに空気が減っている・・・
よく見るとタイヤにくぎがささっている。
さいあくです。
このままでは走行することができないので、修理をしてもらうために業者さんを呼ぶわけですが、山の中にすぐにかけつけてくれるわけはなく、
4時間待ったことがありました。
もちろん、全員で待つことになります。
まだ、ソロツーで自分だけが4時間待つのであれば、我慢すれば対応することができますが、
マスツーで他のメンバーに迷惑をかけることになれば、心苦しいだけでなく今後、声をかけにくくなる場合もあります。
楽しいはずのツーリングがバイクトラブルが原因で台無しになるのは、本当に残念ですよね。
メンテナンス
タイヤのメンテナンス方法は、特別難しいことはありません。
まずは、タイヤにくぎやネジが刺さっていないか?バイクを動かして必ずタイヤ全面を見ることが大切です。
ここでくぎやネジを見落としていたら、最悪の事態になることになります。
あわてず時間をかけてしっかり見たいですね。
次にタイヤの空気の量を確認します。
どれくらい空気が入っていたら良いのか?は取扱い説明書やチェーンのケースのところなどに数値が記載されています。
タイヤの空気量を確認するには、道具が必要になります。
タイヤゲージという道具があれば簡単に確認ができます。
タイヤゲージはぜひ、購入しておきたいですね。
使用頻度が高く、長く使える物なので早めに購入しておくことをおすすめします。
タイヤゲージで空気量を確認をして空気が減っている場合は、バイクショップで入れてもらうか?
ガソリンスタンドで自分で入れることも出来ます。
どこのガソリンスタンドでも無料で使用できるお店が多いです。
(わたしの経験では有料だったことは1度もありませんでした)
さいごに
バイクのメンテナンスをやりたいけど、どこから手を付けたらよいか?
わからない方へ
今回は、これだけはしておきたいこととして、
タイヤのメンテナンスについてお伝えさせていただきました。
特殊な技術も必要なく、少しの時間とタイヤゲージがあれば誰でもメンテナンスができます。
それと楽しいはずのツーリングでタイヤがパンクをしてしまったら楽しい時間が一転、苦しい時間となってしまいます。
誰でもトラブルなくツーリングを楽しむことを望んでいると思います。
バイクを楽しむために、
たった数分の時間を使ってツーリング日までにタイヤのメンテナンスをしておくことでトラブルを回避できる可能性がグッ!と高くなります。
もちろん、ツーリング中にくぎやネジが刺さってしまい、
運悪くいきなりパンクすることはありますが、実際には稀なことだと思っています。
わたしや知人で経験したライダーはいませんでした。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき