こんにちは。もとゆきです。バイク歴30年、指導員20年の経験があります。バイク卒検の一本橋が原因で繰り返し不合格になられている教習生さんを見たことがあります。
練習ではうまく通過できている、検定の補習でもうまく通過できているのに、
卒業検定になると一本橋から落ちてしまい不合格になってしまう・・・
同じお悩みをお持ちの方へ、アドバイスをさせていただきたいと思います。
確実な方法ではないかも知れませんが、一本橋通過のヒントになれば幸いです。
よろしければお付き合いください。
腕にかなりの力が入っている
一本橋が失敗している原因で多かったのは、『腕に力が入っている』ことでした。
通常の教習では腕の力が抜けている教習生さんでも、『卒業検定』になることで、腕に力が入ってしまう方をよく見ました。
その理由ですが、緊張からくる『力み』だと感じています。
卒検という言葉を聞くだけで緊張される方は本当にたくさんおられました。
年齢や性別も関係ありません。
偉そうに書いていますが、わたしも指導員のバイク競技会で腕がガチガチになってしまい、一本橋から落ちてしまった経験があります。
本当に?
緊張すると腕に力が入ることが多かったです。
両肩が少しつりあがった状態になります。
映像で見るとよくわかりました。。。
腕に力が入ると何がいけないのか?
腕に力が入ることでハンドルを持つ手にも自然と力が入ります。
そうなるとハンドルを柔軟に動かすことが出来なくなります。
その結果、一本橋でバランスを保つために必要なハンドル操作を行うことが出来ず、バランスを崩してしまったときに、走行位置を修正することが出来ず、かなり高い確率で一本橋から落ちてしまうことになります。
一本橋を通過するポイントは、ニーグリップや半クラッチなどの操作も大切な要素ですが、バランスを保持したり、修正するためのハンドル操作が特に重要な役割をしめています。
へび作戦
いよいよ本題に入りたいと思います。
腕に力が入っている人に、腕の力を抜いてくださいと言っても簡単に出来るものではありません。
それが出来るなら、苦労することはない!とお叱りの言葉が聞こえてきそうです。。。
確かに!
わたしが腕の力を抜くために、お伝えしていた方法は『へび作戦』です。
へび作戦???と思われた方が大半だと思います。
具体的な方法をお伝えしますと、一本橋の上をへびのように渡ることなんです。
ニョロ、ニョロと左右にへびは進んでいきますよね。
そのような通り方をイメージして、ハンドルを左右に動かして一本橋を通過してみてください。
とにかく、ハンドルを左右に動かすことだけに集中して操作してみてください。
これだけです!!
意識してハンドルを動かすことで力みをほぐすことが期待できます!
まずは、通過することを目指して欲しいので、一旦はタイムのことは忘れてください。
へびのように一本橋の上を通過する!
ぜひ、試してみてください。
喜びの声
指導員をしていたときに、へび作戦のおかげで、卒検で一本橋を通過することが出来ました!というたくさんのご報告をいただくことが出来ました。
もちろん、全員の方にマッチする方法でないことは理解していますが、喜びの声を聞くことで自分のアドバイスに自信を持つことも出来ました。
一本橋でタイムの減点になったけど、他の課題はスムーズに通過できたことで、
なんども一本橋で不合格になり、苦労されていた方もすんなり合格されることがよくありました。
さいごに
へび作戦は、バイクに乗っていないときでも、イメトレを行うことができます。
このイメトレがとても大切です。
ハンドルを持っているイメージで、両手を前に出して左右に動かす練習をやってみてください。
繰り返し、繰り返し行うことで自然と身体にすりこまれていきます。
ぜひ!試してみてください。
一本橋では落ちてはいけないプレッシャーとタイムをクリアしないといけないプレッシャーがかかってきます。
その2つのプレッシャーから、緊張で腕に力が入り、ハンドル操作を妨げていることを何度も見てきました。
まずは、一本橋を通過しないことには合格することは出来ません。
だから、タイムのことは一旦、忘れてへびのように一本橋の上を通ることに意識を集中してみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。
絶対に卒検に合格できます!
がんばってください。応援しています。もとゆき