
バイク教習は、四輪の教習と違い指導員が同乗することはありません。
逆に指導員の後ろに教習生さんが同乗することがあるのか?
疑問を持つ方もおられると思います。
わたしの指導員経験をもとに、この疑問にお答えします。
よろしければお付き合いください。
結論 あります!
バイク教習で指導員の後ろに教習生さんが乗ることはあります。
ただし、絶対に指導員の後ろに乗ると決められているわけではありません。
各教習所で作成している教習計画書の中で、例えば1段階の1時限目に教習生さんを指導員の運転するバイクに同乗させることなどの記載をしていれば、全教習生さんが指導員の後ろに同乗することになります。
ただ、わたしが知っている狭い範囲の教習所情報から言えることは、必ず指導員の後ろに同乗させると決めている教習所は少ないと思っています。
その理由ですが、2つあります。
1つは、短い教習期間の中で、少しでも教習生さんに運転操作を覚えて欲しいこと
2つめは、同乗させることを忘れてしまうと、教習がやり直しになってしまうこと
上記の理由が考えられます。
ちなみに、わたしが勤務していた教習所では、指導員の後ろに同乗させることは強制ではありませんでした。
体感ですが、2割くらいの教習生さんが同乗していたと記憶しています。
どんなときに二人乗りをしたか
わたしの経験や他の指導員を見ていた経験からになりますが、どんなときに教習生さんを指導員の後ろに同乗していたか?をお伝えさせていただきます。
わたしは2つの場面でよく使っていました。
1つは、バイクを傾けることが怖いと感じている教習生さんに対して、これぐらいバイクが傾いても転倒しないことを伝えるために、後ろに同乗してもらっていました。
見てもらった感想を聞くと、『バイクを傾けても大丈夫なんですね』と期待通りの
お言葉を貰えることがほとんどでした。
注意していたことは、あまり極端にバイクを傾けると怖さが印象に残ってしまい、
逆効果になってしまうので、バイクを傾ける角度に気を使っていました。
2つめは、一本橋やクランクコースでハンドルを使って進路修正が必要なことを、
後ろからハンドル操作を見てもらっていました。
ここについては、ハンドルを動かすことがわかっても腕に力が入っているとハンドルを動かすことが出来なかったので、
すぐ実践して効果がでる教習生さんと少し時間がかかる教習生さんにわかれてしまいましたが、ハンドルを使うところを見ていただくことで、信用してもらうことはできました。
希望を伝える
指導員の後ろに乗ってみたいと思われる方は、指導員に乗りたいことを伝えてみてください。
絶対に同乗させてくれるとは限りませんが、同乗すること自体は教習で禁止されていることではありませんので、少しだけになるかも知れませんが同乗することができるかも知れません。
わたしは同乗したいと言われたときは、断ることなく同乗してもらっていました。
指導的には見てもらう方が伝わりやすいのは確かですし、その後、コミュニケーションを取ることができたので、教習をスムーズに進めるうえでも効果はとても大きかったと感じています。
言い出しにくいかも知れませんが、もし可能なら・・・という感じで希望を伝えてみることをおすすめします。
さいごに
教習所の計画書によりますが、基本的にはバイク教習で指導員の後ろに乗ることは絶対ではないことが多いと思います。(わたしの経験上)
だから、指導員の後ろに乗ることを不安に思っている方は、安心してもらうことができると思います。
逆に、指導員の後ろに乗りたいと思われる方は、希望を指導員に伝えることで同乗することができるかも知れません。
個人的には、同乗して指導員の運転を視覚情報として捉えることで、教習効果が上がったと感じることが圧倒的に多かったので、同乗することには賛成です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき