バイクのリアブレーキは、前輪に比べて制動力が弱いため、初心者にとっては使いにくいと感じる方も多いかもしれません。しかし、リアブレーキの正しい使い方を覚えることで、バイクをより安全かつスムーズに操作することができます。
ここでは、リアブレーキをうまく使えない方に向けて、操作のコツについて解説します。
よろしければお付き合いください。
リアブレーキの基本的な使い方
リアブレーキは、右足のペダルを踏むことで操作します。
リアブレーキの主な役割は、バイクの安定性を保つことです。
つまり、急な停止やスピードコントロールには前輪ブレーキを使用し、バイクの安定性を保つためにリアブレーキを併用することが推奨されます。
しかし、リアブレーキだけで停止しようとすると、リアブレーキを長時間使用すると、ブレーキディスクやブレーキパッドが過熱し、制動力が低下することがあります。このため、リアブレーキは短時間で使用することが推奨されます。
リアブレーキの操作のコツ
リアブレーキの正しい使い方を覚えるには、以下のコツが役立ちます。
右足の親指の付け根くらいでペダルを踏む
リアブレーキは前輪ブレーキに比べて制動力が弱いため、足の力加減に注意する必要があります。
右足の親指の付け根くらいでペダルを踏むことで、適度な力加減でブレーキをかけることができます。
教習所で指導していたときに、具体的に踏む位置をお伝えすることで操作が向上した教習生さんをたくさん見てきました。
足をすばやく戻す
リアブレーキを短時間で使用することが推奨されているため、ブレーキをかけたらすばやく足を戻すことが大切です。
足を戻すことで、リアブレーキの効果を解除し、前後バランスを取り戻すことができます。
無意識のうちに右足がブレーキペダルを踏んでいて、ブレーキをかけたまま走行している教習生さんを見ることがありました。
リアブレーキを使用する必要がなくなったら、意識して右足をブレーキペダルから離すようにしておきましょう。
練習する
リアブレーキの使い方には、慣れが必要です。
まずは低速で練習し、徐々に速度を上げることで、自然な操作ができるようになります。
また、練習場での操作に加えて、実際の道路での操作も練習することが大切です。
さいごに
バイクのリアブレーキは、初心者にとって使いにくいと感じる方も多いかもしれませんが、正しい使い方を覚えることで、より安全かつスムーズなバイクの操作ができます。
右足の親指の付け根くらいでペダルを踏むこと、足をすばやく戻すこと、練習することが、リアブレーキの操作のコツとなります。
練習を重ね、自然な操作ができるようになりましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき