新生活スタートの4月は小学1年生の交通事故に注意です!
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4月になると新生活が始まり何かと忙しくなりますね。特に幼稚園を卒園して大きなランドセルを背負って小学校に通う1年生の姿は4月の象徴的な光景のひとつではないでしょうか?

ここでは小学1年生の交通事故についての注意点をお伝えします。

目次

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1、小学生の中で1年生が一番事故が多いです。

いきなりですが・・・下のグラフは警視庁の平成25年~平成29年のデータになりますが死傷者と死者数共に1年生が一番多い数値になっています。

                ■死傷者数                     

                ■死者数

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2、なぜ?1年生の事故が多いのでしょうか?

幼稚園に行っている間は送迎バスで幼稚園まで行く人や親が自転車や車で送迎する光景を見かけますが小学生になるとほとんどの場合が集団登校で学校まで行くことになります。

集団登校は行きは良いのですが帰りは学年やクラスによって下校する時間が異なりますので朝より少ない人数で帰ることになります。当然、その分危険が増えます。

また、少子化の時代ですので1人で下校している子供も多いのではないでしょうか?

幼稚園まではどこに行く時も親が手を繋いで歩いていたのに、小学生になって急に1人で行動するわけですから危険性が高くなるのは当然かも知れません。

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3、行動範囲が広くなる

幼稚園では友達と遊ぶ時でも親が見張り役でついていくことがありますが、小学生になると急に友達だけで遊びに行くようになります。最初は心配でついていく親もいると思いますが数回ついていくともう大丈夫だろうと思いこみついていくことがなくなります。そこからはいきなり子供同士だけの行動になるわけです。

自転車で行動できるようになることも行動範囲が広がるため危険性が高まります。自転車の補助輪(コマ)を外す練習を親は一生懸命に行いますが、交通ルールを教えることはほとんどないため危険な状態で自転車に乗ることになります。

4、子供の行動特徴について

友達と遊んでいて夢中になっていると周りが見えなくなり友達を追いかけていて気付いたら道路に飛び出していたり、信号を見ていなくて飛び出してしまうことがあります。

また、子供は背が低いので見えている範囲も大人が見えている範囲とは大きく違う部分があります。

例えば、駐車車両の間から子供が道路を見たときは駐車車両があるために走行してくる車やバイクは見えていないのです。

5、私の経験ですが・・9歳の時に事故をしました・・・

私の経験談ですが小学2年生の時に自転車で「止まれ」の場所を止まらずに飛び出してしまい右から走行してきた車とぶつかってしまいました。ぶつかった衝撃で2、3メートル飛ばされました。

飛ばされて地面に倒れて空が見えたと思ったら運転手の方が大丈夫か大丈夫か?と言われ周りを見ると知らない大人の人達がたくさん集まってきていました。子供だった私でも大変なことをしてしまったと思い、この場から逃げないと親に怒られると思いました。

その時はなんとか逃げようと思い運転手の方に大丈夫なので帰りますと言ってぐにゃぐにゃになった自転車を起して帰ろうとしていました。(当然、周りの皆さんに止められました)

そうこうしている内に救急車が到着して病院に運ばれレントゲンなどの検査を終えて診察室から出ると母親が泣きながらやってきて抱きしめられました。

母親は仕事場で警察から一報を受けてかけつけてきてくれましたが病院に向かっている途中ですでに私が亡くなっているのかも知れないと思っていたそうです。家に帰ってからは怒られました。(あたり前ですね・・・)

話が長くなりましたが私が助かったのは自転車が車とぶつかっただけで私の身体と車はどこも接触していなかった事と車を運転手さんが20キロの標識がある道路をちゃんと20キロで走行していてくれたのです。あたり前に思えるかも知れませんが現在ではどれだけの人が20キロの道路を20キロで走行しているでしょうか??

本当によい運転手さんでした。自宅にお見舞いにも来てくれました。私のせいでおそらく免許停止になっていたと思います。そこで人生が終わっていたかと思うと感謝しかないです・・・

6、ひき逃げ犯???

縁起でもない話ですが子供と事故をしてしまった場合に私の時のように子供が家に帰ると言って引き止める間もなく子供が現場から立ち去ってしまう場合もあります。(本当に私は逃げるつもりでいました・・・)

家に帰った時に親が子供のけがや服の汚れなどに気付いてどうしたの?と聞かれた時に子供がそこでバイクとぶつかったと言えば、その言葉だけを聞いた親はおそらくひき逃げをされた!と思うのではないでしょうか?

すぐに警察に連絡をして捜査開始となってしまいます。早ければ自宅に帰ってきた時に複数の警察官が待ち構えているなんて事にもなりかねません。(実は知人でそういう人がいました)

子供が事故現場からいなくなっても、子供が大丈夫!と言ったとしても必ず警察に連絡をしておきましょう。

 

7、事故防止策

事故防止策は下校してから行動を行う15時~17時の時間帯が注意すべき時間帯になると思います。

注意すべき場所は住宅地の信号がない交差点での出会頭事故や信号無視による飛び出しが注意点だと思います。

当たり前のことになりますが子供が飛び出してきた時に停止できる速度で走行しているかが事故防止のポイントになるのではないでしょうか?

怖いことは時間がないと無意識に抜け道として狭い住宅地を早い速度で走行している方をよく見かけますがそうなることがないように時間に余裕を持つことがとても大切だと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。motoyuki

参考資料 警察庁 「児童・生徒の交通事故」

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